朝日文庫<br> 国宝〈上〉青春篇

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朝日文庫
国宝〈上〉青春篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 407p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022650085
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

俺たちは踊れる。だからもっと美しい世界に立たせてくれ! 極道と梨園。生い立ちも才能も違う若き二人の役者が、芸の道に青春を捧げていく。芸術選奨文部科学大臣賞、中央公論文芸賞をW受賞、作家生活20周年の節目を飾る芸道小説の金字塔。1964年元旦、長崎は老舗料亭「花丸」――侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、この国の宝となる役者は生まれた。男の名は、立花喜久雄。任侠の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。舞台は長崎から大阪、そしてオリンピック後の東京へ。日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか? 朝日新聞連載時から大きな反響を呼んだ、著者渾身の大作。

内容説明

1964年元旦、侠客たちの抗争の渦中で、この国の宝となる役者は生まれた。男の名は、立花喜久雄。任侠の家に生まれながらも、その美貌を見初められ、上方歌舞伎の大名跡の一門へ。極道と梨園、生い立ちも才能も違う俊介と出会い、若き二人は芸の道に青春を捧げていく。

著者等紹介

吉田修一[ヨシダシュウイチ]
1968年長崎県生まれ。97年に『最後の息子』で文學界新人賞を受賞し、デビュー。2002年に『パレード』で山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で芥川賞を受賞。純文学と大衆小説の文学賞を合わせて受賞し話題となる。07年『悪人』で毎日出版文化賞と大佛次郎賞、10年『横道世之介』で柴田錬三郎賞、19年『国宝』で芸術選奨文部科学大臣賞と中央公論文芸賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ショースケ

157
面白くて面白くてページをめくる手が止まらないとはこのようなことを言うのだな。ヤクザの血を引く喜久雄と歌舞伎名門の血を引く俊介。若き2人の艶やかな女形の舞が、目線が、息遣いが目の前で躍動する錯覚に何度も陥った。テンポのいい文章と展開に心すべて持っていかれた。本を開くのが楽しみで時間を忘れることしばしば。下巻ではどのように楽しませてくれるか期待‼️6月の映画化も楽しみで仕方ない。2025/04/10

rico

141
何という物語か。極道と梨園。全く異なる家に生まれた少年たちが歌舞伎という世界で切磋琢磨し、友情をはぐくんで・・・なんてぬるいお話を一瞬想像した自分を殴りたい。血反吐を吐き、もがき、それでもこの世界でしか生きられない、彼らの生きざまから目が離せない。独特の語り口は、舞台を見ているよう。そこには確かに美しき「魔」がいる。どんな結末を迎えるのか。下巻へ進みます。2023/01/07

ちゃちゃ

123
文庫化されるのを待って三年。満を持して読み始めた。面白い。エンタメ作品としての抜群のリーダビリティ。「~でございます」という独特の語り口調で、物語はテンポ良く展開する。血筋を重んじる歌舞伎の世界で、花井半二郎の部屋子となり、やがてその名跡を継いだ極道育ちの喜久雄。かたや、突然出奔し行方知れずとなった半二郎の長男俊介。任侠と梨園。出自の異なる二人の若者の人生が今後どう絡み合ってゆくのか。二人に降りかかる艱難辛苦が彼らの才能をどう開花させてゆくのか。遅ればせながら、多くの読み友さん絶賛の声を追いかけ下巻へ。2021/09/14

粗晒し六兵衛

114
★★★★☆ おもろいなぁ。歌舞伎はよくわからんから見たことないけど、TVでやってる歌舞伎役者のドキュメンタリーとか密着映像は面白いから好き。歌舞伎の世界は何でこんなに面白いんだろう。魅力的な人達ばかり。下巻も楽しみ。2025/05/28

タツ フカガワ

106
昭和39年元旦、長崎の料亭で開かれた新年会で、立花組の親分権五郎が殺される。当時14歳ながら背中に彫り物のある息子、立花喜久雄は少年鑑別所から脱走した徳次とともに、関西歌舞伎の名優花井半二郎に預けられる。半二郎には喜久雄と同い年の息子俊介がいて、そこから始まる二人の成長小説、というより芸道ドラマか。作中「役者なんて、ほんま、意地汚い生き物やわ」というのは半二郎の妻幸子だが、その“意地汚さ”がリアルで引き込まれる。一度は脚光を浴びた二人だが俊介は出奔、喜久雄は不遇にあえぐなか下巻へ。2024/01/14

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