朝日文庫 朝日時代小説文庫<br> 吉原饗宴―朝日文庫時代小説アンソロジー

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吉原饗宴―朝日文庫時代小説アンソロジー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 297p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022650078
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

吉原に売られた娘を遊女に仕立て上げる裏稼業・上ゲ屋「しづめる花」、過去に惚れた男が忘れられず、お大尽の身請け話に迷う花魁・朝霧「色男」など全6編。苦界に生きる女の悲哀と情け。吉原の妖しい魅力と人間模様を描く傑作アンソロジー。

内容説明

吉原遊郭に売られてきた娘を遊女に仕立て上げる裏稼業の上ゲ屋「しづめる花」、惚れた男が忘れられず、身請け話に迷う花魁・朝霧の矜持「色男」、廓で死人が出る数日前になると現れる墓番の鴉爺い「怪異投込寺」など。吉原の妖しい魅力と人間模様を描いた短編6作品を収録。

著者等紹介

菊池仁[キクチメグミ]
1944年神奈川県生まれ。文芸評論家。歴史・時代小説の評論を中心に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

74
吉原には男女の愛憎、女の覚悟、男の破滅いろんな人生がここにある。6つのアンソロジー。元瓦版屋の男が今や遊女に仕立てる仕事をしているがある遊女に惚れて2人で吉原を抜け駆けした。どんでん返しの結果に驚き。かと思えば花魁とて昔懐かしの男がいてもおかしくない。大店の主に落籍されようとする所に懐かしの男が現れた。主の決断の潔ぎ良さに一票。遊女に借金させて逃げた男から取り立てをする付き馬なる商売。この話は面白い。読了後、落語の「紺屋高屋」「幾代餅」が浮かんでくる。ハッピーエンドになる物語は少ないのかな。どれも面白い。2024/11/28

じいじ

74
𠮷原を舞台に生きる人たちの「饗宴」はオモシロかった。有馬美香子は初読み作家でしたが、期待以上でした。花魁・華舞の主人公が、器量の良さが鼻もちなりませんが、頭の良さと性格がいいので良しとします。男どもは、彼女の焦らしの手練手管に惹かれて足繁く通ってきます。小生は花魁の仕事着脱ぎ捨てた彼女に惚れました。ミステリー調の仕上げにもそそられましので、もう1・2冊、別作品も読んでみたい。松井今朝子はヒット作『𠮷原十二月』の一部ですが、何度読んでもいいです。松井さんの傑作です。今作は吉原を知るには、恰好の一冊です。2024/10/29

けやき

57
吉原を舞台にした短編6作品のアンソロジー。中島要さんの「色男」が面白かった。本当の色男とはどういうものかを思った。山風の「怪異投入寺」は他の作品と雰囲気が違うが安定の面白さだった。2021/09/25

moonlight

37
吉原が舞台のアンソロジー。6編のうち、中島要、松井今朝子作品は既読。どちらも1編だけ抜き出すと状況が掴みにくく魅力が伝わらないので、ぜひ元作品をお勧めしたい。同じ意味で有馬美季子作品は元作品を読みたい。他3編は単独でも楽しめて、志川節子、南原幹雄作品では吉原のとある仕事や刑罰をふむふむとお勉強。北斎の登場する山田風太郎作品もなかなか興味深かった。興味を持ったら元作品へ、と導きたいのかもしれないが、できればアンソロジーには単独で楽しめる作品を選んで欲しい。2022/01/13

マカロニ マカロン

25
個人の感想です:B+。『べらぼう』吉原・日本橋小伝馬町散歩の参考本。時代小説の名手6人による吉原遊郭が舞台の短編集。吉原遊郭で遊ぶためのしきたりや花魁になるまでの苦労、昇格してからの貸借対照表的な内容が興味深かった。また、「松葉屋の何代目かの瀬川」や「九郎助稲荷」、細見の板元蔦屋もチラリチラリと登場。冒頭の『あぶなげな卵』(有馬美季子)は吉原随一の華舞花魁の謎解きが面白くて、1作だけでは影の真犯人が分からなくて、続編を読みたくなった。『如月は初午の化かし合い』(松井今朝子)では禿の生存競争の厳しさを感じた2025/04/26

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