出版社内容情報
震えるような緊張と興奮、最高の幸福感、魔術的な一瞬──映画は私たちを思いがけないほど遠くへと連れて行く。朝日新聞で15年続いた、映画評からはじまる名エッセイ二分冊のうちの一冊。2007~14年までの連載の後半90篇を収載。
内容説明
映画評から始まるエッセイ集・後編。『カールじいさんの空飛ぶ家』『ブラック・スワン』『風立ちぬ』などの作品に何を思い、読み取ったのか、独自の深い解釈と思索を端正な文章で綴る。読めば映画が観たくなること必至。新たにたっぷりと文庫版あとがきを加える。
目次
その泣き声がすべてを変える―『ツォツィ』
なぜ彼女だったのか?―『バベル』
「オタク」が作り出す理想郷―『キサラギ』
陽の明るさと月の昏さと―『ボルベール“帰郷”』
夢のような場所の夢のような時間―『天然コケッコー』
愚かにも美しく―『キャンディ』
ほんとうのママという幻を追って―『この道は母へとつづく』
「生みの父」を殺す旅―『ボーン・アルティメイタム』
砂漠に白鳥が舞い降りた―『迷子の警察音楽隊』
少女の決断―『ぜんぶ、フィデルのせい』〔ほか〕
著者等紹介
沢木耕太郎[サワキコウタロウ]
1947年東京生まれ。作家。79年『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、82年『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、85年『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞、93年『深夜特急』三部作でJTB紀行文学賞、2006年に『凍』で講談社ノンフィクション賞、14年に『キャパの十字架』で司馬遼太郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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DEE
まさ☆( ^ω^ )♬
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