朝日文庫<br> 七夜物語〈上〉

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朝日文庫
七夜物語〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022647771
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

【文学/日本文学小説】小学4年生のさよは、母親と二人暮らし。ある日、図書館で出合った『七夜物語』というふしぎな本にみちびかれ、同級生の仄田くんと夜の世界へ迷いこんでゆく。七つの夜をくぐりぬける二人の冒険の行く先は? 解説・村田沙耶香。

内容説明

小学校四年生のさよが図書館でみつけた『七夜物語』は、読んだはしから内容をすっかり忘れてしまうふしぎな本。さよは、物語にみちびかれるように、同級生の仄田くんと「夜の世界」へ迷いこみ、グリクレルという料理上手の大ねずみから皿洗いを命じられることになる。

著者等紹介

川上弘美[カワカミヒロミ]
1958年東京都生まれ。作家。お茶の水女子大学理学部卒業。94年「神様」でパスカル短篇文学新人賞、96年「蛇を踏む」で芥川賞、99年『神様』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、紫式部文学賞、2000年『溺レる』で伊藤整文学賞、女流文学賞、01年『センセイの鞄』で谷崎潤一郎賞、07年『真鶴』で芸術選奨文部科学大臣賞、15年『水声』で読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クプクプ

72
私は子供の頃、運動をしていたので作品に登場する灰田(ほのだ)くんとはタイプが違いますが、30代に読書が趣味になってからは灰田くんに似たタイプになったので、自分を重ねて読みました。読んでいるとき私が子供の頃、夏休みの夜の盆踊りで21世紀音頭を繰り返し聞いた思い出がよみがえりました。物語の世界に浸る作品ですね。中巻につづきます。2021/04/28

shizuka

55
川上さんの児童書。とは言いつつも、これは大人が読むべきなんじゃないかなーとぼんやりと思う。言葉はひらたく簡素化されて書かれいるけれど、内容は深い。もちろんさよや仄田くんと同世代の子供たちが読んだら、受け取り方は全然違うと思う。子供のイマジネーションで大人が受け取る何かより、もっと多くの何かをこの本から発見するだろう。でも単なる児童書じゃない気がするんだよな。例えばメアリーポピンズとか、ドリトル先生とか、そういうんじゃない。世界と世界の隙間や次元と次元の隙間など大人が見えないものを見せてくれてる気がする。2016/08/12

絹恵

53
淡く形成し始めるカーストが、子どもたちの見る世界を狭くしてしまっているのかもしれません。そして彼らにとっての怖いことは本の世界に迷い込むことよりも、家庭環境や大人たちの表情や言動のほうがよっぽど不安にさせてしまうのだと思います。不安になるのはいつも夜だったけれど、永遠に続けばいいと願ったのも夜だったから、こんばんは夜の世界。2015/05/23

しげ

52
ファンタジーな児童書?と思って手に取りましたが、物語に度々大人の事情が出てくるので「やはり大人向け?」とも感じ少々戸惑いました。考えてみれば子供の頃から好んで冒険物は読んで無かったなぁ…と今更ながら気付き、次回は川上さんの別作品を読んでみたいと思う。2025/02/25

エンリケ

46
子供がある本の力で魔法の国を冒険するお話。なんて単純に思い込んでいたが、どうも様子が違う。上巻は多くの頁を現実世界に割いて二人の子供達の日常を綴る。何気ない日常。でも子供にとっては変化に富んだ日々。クラスに溶け込めない仄田君のKYぶりには終始ハラハラ。僕の少年時代にそっくりだ。一方さよちゃんの方も両親の離婚に蟠りを持っており、クラスに仲良しがいない。クラスでは影の薄い二人が知った魔法の世界。そこからちゃんと辛い現実に戻ろうとする二人の意思がちょっと眩しい。以後の小冒険に期待が膨らむ。2017/02/10

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