朝日文庫
代表質問―16のインタビュー

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 413p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022647108
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C0195

出版社内容情報

C0198【文学/海外文学その他】村上春樹、バリー・ユアグロー、ロジャー・パルバース、古川日出男、沼野充義、内田樹、岸本佐知子、ジョン・アーヴィング(架空取材!)ら13人の文学者に著者がインタビュー。文学の意義、作品の読みどころ、執筆動機、舞台裏の秘密まで、根掘り葉掘り聞き尽くす!

内容説明

村上春樹やバリー・ユアグローに創作の秘密を聞き、沼野充義と米露の文学を語り合う。ジョン・アーヴィングには架空取材を試み、内田樹からは村上春樹作品の意義を教わる―。読めばフィクションがもっと好きになる!目から鱗の、文学者インタビュー集。

目次

1 ちょっと短めに(テス・ギャラガー/生と死はつながっている;ベン・カッチャー/僕の漫画はもっぱら経済のことを描いている;リチャード・パワーズ/パワーズ、村上春樹を読む ほか)
2 じっくり何度も話しました(村上春樹/『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を語る;村上春樹/一九八九年の村上春樹;バリー・ユアグロー/夢、ヤクザ映画、子供の目 ほか)
3 日本でいろんな人たちと(古川日出男/古川日出男という現象は運動体である;沼野充義/トランス・アトランティック・ドストエフスキー;内田樹/『村上春樹にご用心』をめぐって ほか)
4 じつはインタビューじゃないインタビュー(ジョン・アーヴィング/アーヴィングはこう語った…と思う、たぶん―柴田元幸・構成 架空インタビュー)

著者等紹介

柴田元幸[シバタモトユキ]
1954年東京都生まれ。東京大学文学部教授、翻訳家。92年『生半可な學者』で講談社エッセイ賞、2005年『アメリカン・ナルシス』でサントリー学芸賞、10年トマス・ピンチョン『メイスン&ディクスン』で日本翻訳文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

56
歳を取れば取るほど村上春樹の作品がわからなくなっていくのだが、この本はそんな私にひとつの答えを与えてくれたように思う。2019/02/07

さく

5
ゴーリーの和訳が好き!という勢いだけで読む。苦手な翻訳ものにもお近きになれるような気がしてきた。何度も出てくる名前、レイモンド・カーヴァーに特に興味を持つ。もう一人村上春樹も盛りだくさんで、インタビュー、本人によるあっちの世界解説、内田樹の村上論がある。どれもなんとも難しい。これだけ解説されても分からない自分が笑えた。だから苦手なのか。岸本佐知子さんのちゃんと分かる翻訳の話に救ってもらった。2016/05/24

aoneko

5
単行本で読んだのにこれといった記憶がなかったケリー・リンクを読む。我々にはわからないルールに則って行動する幽霊には「すきま」があって、そういう場なら、自分の経験したことのない、何かを引き起こすものがあることを信じる気になる、そうやってストーリを型から外していく。の話はなるほどだった。ゾンビは何を表しているか、にもへぇーだった。『われわれはどこまでゾンビか』 他にスチュアート・ダイベック、リチャード・パワーズ、沼野さんを読み返す。 2013/09/19

なおこっか

3
作家や翻訳家が自身の作品について語っているのに、全く近視眼的でない。寧ろ世界文学論として読めてしまうような。とても愉しませて貰った。ドストエフスキーを核にロシアとアメリカを比較する沼野先生との対談、翻訳家であり文筆家でもある柴田先生自身のことが少し語られる岸本さんとの対談が、特に好き。バリー・ユアグローとはお近づきになりたい(笑)。あとは遠目に気にするだけでなかなか内に入っていけない村上春樹とサリンジャーに、これをきっかけに触れることができるかどうか。2013/10/24

はち

2
翻訳家柴田元幸のインタビュー集。専門とする現代アメリカ文学だけでなく村上春樹や古川日出男などの日本人作家、同じ翻訳家、あるいは評論家まで話は続く。アーヴィングのインタビュー(妄想)なんて最高すぎる。2013/07/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/6887886
  • ご注意事項

最近チェックした商品