朝日文庫
日本剣客伝 戦国篇

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  • サイズ 文庫判/ページ数 297p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022646842
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

 時代小説ファンが愛する作家たちの傑作を集めた、競作シリーズ「日本剣客伝」を、剣豪が活躍した時代ごとに編みなおして復刊。戦国篇では、南條範夫『 原卜伝』、池波正太郎『上泉伊勢守』、柴田錬三郎『小野次郎右衛門』を収録。

内容説明

暴虐非道な城主・鹿島義幹から最愛の妻と鹿島城を守りぬいた塚原卜伝。亡き主君の敵・武田信玄からの仕官要請を断り、諸国流浪の末、新陰流を完成させた上泉伊勢守。伊藤一刀斎から一刀流を伝授され、将軍家剣術師範役に上りつめた小野次郎右衛門忠明を描く。シリーズ第1弾。

著者等紹介

南條範夫[ナンジョウノリオ]
1908年東京都生まれ。作家、経済学者。56年に『燈台鬼』で直木賞、75年に紫綬褒章、82年に『細香日記』で吉川英治文学賞を受賞。2004年逝去

池波正太郎[イケナミショウタロウ]
1923年東京都生まれ。作家。60年に『錯乱』で直木賞、77年に『鬼兵犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』シリーズを中心とした作家活動により吉川英治文学賞、88年に菊池寛賞を受賞。90年逝去

柴田錬三郎[シバタレンザブロウ]
1917年岡山県生まれ。作家。51年に『イエスの裔』で直木賞、70年に『三国志英雄ここにあり』を中心とした作家活動により吉川英治文学賞を受賞。78年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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YO)))

1
お得な詰合せ.巻頭,シグルイ(打ち切り無念…)原作者,南條範夫作の「塚原卜伝」から滲み出る無常グルーヴにアてられて,次の池波正太郎「上泉伊勢守」を甘ったるく感じてしまい困った(いきなり濡れ場から始まるのもあって).しかしというかやはりというか,池波の方が娯楽小説としては数段良くできているが. 「卜伝」で南條が触れているように,こと実戦経験においては戦国時代の剣客は凄まじいものがある.若くして剣名を欲しいままにしながら,その後も武将として歴戦を潜り抜けた卜伝は古今最強の剣客と言っていいのではないだろうか. 2012/10/30

niz001

1
旧版を持ってるけど買いなおし。この巻の執筆陣は大安心の面子。2012/10/28

はじこう

0
収録3編のうち、1編:上泉伊勢守は既読だ ったが、他2編は初見。 流石に文豪の作だけあって、一般の剣豪譚 とは一味違う物語。大変楽しめた。2014/10/28

竜王五代の人

0
親子が刺し合って介錯しあう冒頭から飛ばす、残虐風味と美文調の南條範夫「塚原卜伝」が良い。戦も百人規模で、所詮は個人戦闘術の達人に過ぎない剣客が活躍するにはちょうどいい規模なのではないかと思う。池波正太郎「上泉伊勢守」は「剣客商売」の秋山小兵衛みたいな感じで、道場主ならともかく一城の主の座から心ならずも降りなくてはいけなかった上泉信綱にはその性格設定は合わない気がした。戦闘規模もちょっと大きいし。柴田錬三郎「小野次郎右衛門」は剣に悩む前半生と一徹も行き過ぎる後半生が一本になってない気がした。2021/07/06

きたじ

0
塚原卜伝、上泉伊勢守、小野次郎右衛門の3本立て。 さくっと読了(*´∀`)♪2018/07/09

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