出版社内容情報
3件のバスジャック事件が同時発生し、隠密捜査チーム「トカゲ」に出動命令が下る。事件が進行する一方で、ネットには犯人しか知り得るはずのない情報が流れ、警察を翻弄する――。警視庁に実在するバイク部隊の活躍を描くシリーズ第2作。
内容説明
深夜の高速道路を走行中のバスが次々とジャックされた。前代未聞の犯行に大規模な追跡作戦が始まるが、ネットには警察も知らない情報が書き込まれ、事件が『実況』されていた―。覆面捜査チーム「トカゲ」に新たな敵が立ちはだかる、シリーズ第2弾。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。作家。上智大学在学中の78年に「怪物が街にやってくる」で第4回「問題小説」新人賞を受賞。2006年に『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞、08年に『果断 隠蔽捜査2』で第21回山本周五郎賞、第61回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
120
TOKAGEシリーズ2作目です。このチームの在り方というのは非常に難しいと感じました。今回は3台のバスジャックに対してオートバイを駆使して追跡をするのですが、せいぜいその追跡の仕方で犯人を追い詰めるというわけでもないので若干不満が残ります。犯罪の目的が面白かったのとTOKAGEチームと新聞記者の人間関係が主題なのでしょう。2019/11/28
Walhalla
30
『TOKAGE』シリーズの2作目です。 前作に比べて、TOKAGE部隊の活躍が多くて嬉しいです。 上野隊員も成長していましたし、チームのトカゲ6とトカゲ7も格好良かったですね。 そしてもう1つ。湯浅記者と木島記者の凸凹コンビが良かったです。昔ながらの足で情報を稼ぐタイプと、ネットから情報を得ようとする新しいタイプ。 記者の今昔を見ているようで面白かったです。 シリーズ続編も楽しみです。2017/06/19
吾亦紅
29
TOKAGEシリーズ2作目。バイクの機動力を活かし、現在進行中の事件の解決の一翼を担う。特殊訓練を受けたトカゲ隊の面々が躍動するというよりも、特殊捜査班のチームワークがこのシリーズの魅力だと感じる。同じ若手でも、なかなか自信が持てず、時に卑屈になるトカゲ隊上野と、妙に自信に満ち、厚かましい新聞記者木島が好対照。2021/10/05
ハッチ
25
★★★★★前回と違って今回は全くネゴシエーションは全くない。トカゲ部隊が活躍する。まぁ、ある意味やっと本題に入ったかも。事件もバスジャックであり、展開が面白い。でも、途中でなんとなく成り行き分かったけど。さて次の今野敏さんは『潜入捜査』を読もう。2015/05/21
HiroshiKzk
24
今回はトカゲ部隊よりも記者の湯浅と木島の温度差が笑えました、湯浅のイラッとする気持ちがわかる(笑)僕の身近にいる彼が木島タイプなんです。少し気付けはすごい化ける筈なのになぁーと残念に思うのは僕が湯浅と同じオッサンだからかな…2017/08/09
-
- 和書
- 未来へ紡ぐ児童教育学