• ポイントキャンペーン

朝日文庫
偉人の残念な息子たち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022646231
  • NDC分類 280.4
  • Cコード C0195

内容説明

大発明家エジソンの息子は親の名を使った詐欺で何度も訴えられたり、はたまた文豪ヘミングウェイの息子は性転換して女性になったり…。歴史に名を馳せた父の栄光の陰で、散々な人生を歩んだ息子たちの悲喜劇を綴った、歴史雑学エッセイ。この父にして、この息子あり。

目次

1 替え玉試験でハーヴァード大学を退学になった―実業家・ジョー・ケネディの息子エドワード
2 父親の名を使った詐欺で何度も訴えられた―発明家・エジソンの息子トーマス・ジュニア、ウィリアム
3 たった三・五ドルの万引きで逮捕された―ギャング・アル・カポネの息子ソニー
4 麻薬で医師免許停止、性転換して女性になった―文豪・ヘミングウェイの息子グレゴリー
5 女癖が悪く、腹上死。大統領の座を逃した―大富豪・ロックフェラーの息子ネルソン
6 なぐり描きの絵を一ドルで観光客に売りつけた―画家・ゴーギャンの息子エミール
7 酒と女に溺れ、反抗心でイスラーム教徒になった―インド独立の父・ガンディーの息子ハリラール
8 愛人と結婚するために王位を投げ出した―イギリス国王・ジョージ五世の息子エドワード八世
9 国会議員選挙で六度落選。酒の飲みすぎで死んだ―イギリス首相・チャーチルの息子ランドルフ
10 城狂いの果てに、「精神錯乱」で王位を追われた―バイエルン王・マクシミリアン二世の息子ルートヴィヒ
11 第一次世界大戦の火種となり、帝国を滅亡に導いた―オーストリア皇帝・フランツ・ヨーゼフ一世の息子ルードルフ、嗣子フェルディナント大公

著者等紹介

森下賢一[モリシタケンイチ]
1931年神奈川県生まれ。作家、翻訳家。東京外国語大学卒。会社勤務(タイ、インドネシア駐在)を経て、63年パリ大学留学。65年から酒、料理、海外風俗などを中心に執筆、翻訳活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

52
11人の有名人の残念な息子たちを取り上げるエッセイ。個人的にヘミングウェイとゴーギャンのを読みたかった。三面記事的ないかがわしさを求めていたが淡々とした記述で退屈に感じた。内容はもうよくある話だ…… しかしヘミングウェイはやはりあの出来過ぎな生き様はポーズに過ぎなかったのだろう。三男坊グレゴリーはその歪みに影響を受けてしまったようだ。*三男坊グレゴリーは医者になったが鬱に悩まされ麻薬に手を出し医師資格を剥奪される。四度の離婚ののち、60歳近くで性転換手術をうけ、公然猥褻で捕まり拘置所で死亡したと。2016/11/17

mazda

31
エジソンの最初の妻の息子は、エジソンの名前を使って会社を興してはつぶす、という人だったとか…。ヘミングウェイの場合、本人、子供だけでなく家系にうつ病が多かったそうです。チャーチルは、イギリスの政治家として好きな人の1人だったのですが、息子にはどうも甘かったようですね。アルカポネの息子って、それだけで大物です(笑)。偉人と呼ばれる人たちも、ひとたび家庭に目を向けてみると、必ずしも成功者とは言い切れないようです…。2015/07/09

タミイ

6
11人の有名人(偉人?)の不肖の息子たちを取り上げるという切り口は面白い。父たちも決して偉人と呼べる人たちばかりではないので、正直「この親にしてこの子あり」的な話も結構あるが、社会的に成功した偉大な父の下、恵まれた家庭できちんと教育を受けて育ってもロクな人間にならなかった息子たちのエピソードを読むと、自らが偉業を成し遂げることと子育ての難しさは全く別モノ、古今東西を問わないテーマだと痛感した。なかなか親の思うようにはいかないものですな。あのガンジーの息子もかなりしょーもない残念な人生を送ったのには衝撃。2015/07/25

shizuca

4
積読。ようやく読めました。文章がところどころ、これは親のことを言っているのか子どものことを言っているのかわからないところもあり、つっかえつっかえしながら読みました。ケネディ、伝記マンガで読んで抱いていたイメージと180度変わってしまった……。アメリカの選挙や政治の裏側知りたくなかったなぁ。そして、親と子の相容れなかった場合の悲劇が……。2019/10/22

honey

3
偉人と呼ぶには首を傾げるような人もいた。有名人の経歴・私生活・家族について語った雑学の書。 文章が読みにくい。まるで、あらすじや著者略歴を延々と読んでいる気になってくる。 題材が面白いだけにとても「残念」2012/03/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4555421
  • ご注意事項

最近チェックした商品