内容説明
戦争という、国家が破滅へと至る過程を寓話的な手法で描いた連作「底流」「夜警」「焼土」、陰謀と欲望の果てに裏切られ、すべてを失った男が悪夢のような破局を語る「刺青の男」―人間を「崩壊」へと導くあらゆる現象をクリティカルに撃つ、最強のエンターテインメント小説集。
著者等紹介
青山真治[アオヤマシンジ]
1964年福岡県生まれ。96年『Helpless』で監督デビュー。2000年、『EUREKA』でカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞・エキュメニック賞受賞。01年、同作品を小説化した『ユリイカ EUREKA』で三島由紀夫賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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