内容説明
過去を閉ざし、血のつながらぬ娘と暮らす漢方医・有安。ある日、薬種問屋の息子が何者かに斬られ、診療所に運ばれてきた。彼は、生死の境をさまよいながらも、自らが目撃した驚愕の事実を口にする。それは、やがて江戸を騒がす事件へと発展していき―。
著者等紹介
秋山香乃[アキヤマカノ]
1968年福岡県生まれ。作家。活水女子短大で司馬遼太郎を研究。卒業後、歴史サークルを主宰する。2002年『歳三 往きてまた』でデビューし、時代小説ファンの注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鍵ちゃん
7
過去を閉ざし、血のつながらぬ娘と暮らす漢方医、有安。ある日薬種問屋の息子が何者かに斬られ、診療所に運ばれて来た。彼は、生死の境をさまよいながらも、自らが目撃した事実を口にする。それはやがて江戸を騒がす事件へと発展していく。2020/08/28
ツキノ
4
4日前に読んだ第一弾『忘れ形見』は単行本で、それが文庫化されたときに単行本の中の最終話「波紋」がこの文庫に収録されている。その前に「笑う女」あとに「のれん」。どれも家族のおもいがじんわり来る…薬の調合も書かれているのが興味深い。2014/05/23
マメのすけ
3
あぁ〜良いお話だったなぁ…と余韻に浸っていたところで、実はこれ二作目だったことに気付いて愕然(苦笑)でも気付かなかったぐらいなので、こちらから先に読んでも全然問題ありません。どれも涙を誘うが、特に「笑う女」が切なく哀しく愛情溢れるお話で心に沁みました。やってはいけない事をしてしまったけど、身内の辛い気持ちは痛いほど良く分かります。新さんの本気の愛情が空にいるお瑛に伝わっていますように…。それにしても新さんはどんだけ色男なんだろうか(笑)2010/03/13
とかねね
2
一巻を読んで改めて再読しました。単行本版では一巻に収録されていた「波紋」が収録されていて、少し戸惑いました。痘痕の話は心が痛いです。誰もが自分より大切な人のことを思って動いたというのに、一つ何かがずれてしまっただけで不幸な方向へと・・・。どれもじんわりと幸福だけではなく様々なことを感じ入ります。2015/02/26
YUTAN
2
司郎の父親っぷりと、帰藩に迷いながらも勤勉に精進する姿。それを見守りつつも、娘・雪の事を心にかける有安が印象的な第2弾。 笑う女:乙女心。。 波紋:子供を思う親の気持ち。 チャラかった俊介が良い人だったのが良かったです。 のれん:両方を食べ比べしてみたい。2010/11/05




