朝日文庫<br> 街道をゆく〈14〉南伊予・西土佐の道 (新装版)

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朝日文庫
街道をゆく〈14〉南伊予・西土佐の道 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 212,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022644602
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0193

内容説明

「粋な言葉を県名にしたものだ」と、筆者は書く。「いい女」という意味の愛媛を南下する。正岡子規、高浜虚子の松山を出発し、大洲を経て卯之町へ。シーボルトの娘、イネを育てた二宮敬作を思いながら、やがてなじみの宇和島に着く。草創期の宇和島伊達藩を支えた家老の山家清兵衛を偲びつつ、友人たちとてんやわんやの宇和島名物「寄合酒」を楽しむ旅でもあった。

目次

伊予と愛媛
重信川
大森彦七のこと
砥部焼
大洲の旧城下
冨士山
卯之町
敬作の露地
法華津峠
宇和島の神
古田でのこと
城の山
新・宇和島騒動
微妙な季節
神田川原
松丸街道
松丸と土佐
お道を

著者等紹介

司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
1923年、大阪府生まれ。大阪外事専門学校(現・大阪大学外国語学部)蒙古科卒業。60年、『梟の城』で直木賞受賞。75年、芸術院恩賜賞受賞。93年、文化勲章受章。96年、死去。主な作品に『国盗り物語』(菊池寛賞)、『世に棲む日日』(吉川英治文学賞)、『ひとびとの跫音』(読売文学賞)、『韃靼疾風録』(大佛次郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chantal(シャンタール)

87
【司馬遼太郎の二月@菜の花街道まつり2020】先日訪れたばかりの松山に始まり、内子や宇和島を通り土佐へ向かう旅。道後温泉で買った砥部焼のお湯のみや長い橋を歩いて渡った重信川。この変わった川の名前はそう言うことだったのね、と思い出に浸りながら読む。宇和島の描写に多くの紙面を割いていた。伊達藩から移封されて来たりその歴史は話題に事欠かない。お隣の県だが伊予人と土佐人との気性の違いなども面白く、近いうちにお遍路の旅で司馬先生とは逆に土佐中村から宇和島へ入る日が楽しみでならない。2020/02/11

Book & Travel

46
久々の街道シリーズ。先日「坂の上の雲」を再読したこともあり本巻を手に取る。ただし子規や虚子ゆかりの松山は僅かに触れ、一行は南へ。大洲、卯之町、宇和島と歴史風情を感じられる町々を巡る。大洲は初期の城主だった脇坂安治、卯之町はシーボルトの弟子・二宮敬作。土地土地に人と歴史が有ることを実感できる。政宗の子から始まる宇和島伊達藩の歴史も興味深く、農民に慕われた山家清兵衛の悲劇や吉田一揆の話では、江戸社会の厳しさが印象に残る。旧交を温めつつ土地の風土に思いを巡らせる司馬さんの旅に、旅情を存分に味わえた読書だった。2021/08/15

kawa

36
来月、松山行きの予定ありでまたまた高跳びの14巻。残念ながらこちらは南伊予の砥部・大洲・宇和島辺りの街道ゆきだったが…。初期の宇和島藩の藩政を担い「神」として祭られる山家(やんべ)清兵衛の悲劇、宇和島支藩・吉田藩家老・安藤儀太郎の切腹など、いずれも小説・映画の題材となるような面白く興味深い話が次々と。一地方に眠る歴史の事実を、郷土資料や郷土史家の話から丹念に掘り出す司馬先生の取材力・記録力が凄い。土地の婦人が何気に発した「イップク」なる方言の意味さえも、旅行後3人の人に電話をして確認するしつこさに感服。2019/10/07

aponchan

25
司馬遼太郎氏作品乱読のうちの一冊。行ったことのない地域なので、土地勘もなく想像しながらとなったが、旅番組などで紹介される山深き情景を想像した。正岡子規出身地であることから、他の司馬氏の作品でも触れていることもあり、土地柄は何となく理解できた気がする。いつか、行くことができたらと思う。2021/10/03

獺祭魚の食客@鯨鯢

23
二度目の愛媛県行きを前に再読しました。県名は「古事記」から取られて命名されたそうで、「熟田津」と同様歴史の薫りが感じられます。松山市の陰に隠れていますが、古い街並みが残されており、「おはなはん」「坂の上の雲」のロケ地になった大州市や内子町など訪れてみたいところは少なくありません。宇和島市は「花神」にも出ており、村田蔵六とシーボルトの娘イネとのロマンスが印象的です。土佐の強さの割りを食った伊予ですが、「坊っちゃん」の登場人物の暮らすおおらかな風土が司馬氏と同様大好きです。2017/12/30

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