内容説明
若き清盛は自らの運命を如何に受け止め、この乱世をどう生き抜いていくのか?―清盛を中心に平家一族の視点から物語をとらえ、新たな歴史絵巻として世に問う著者畢生の超大作。単なる軍記物としてではなく、宮尾作品の魅力と醍醐味ともいえる女たちのドラマをふんだんに織り込んだ、清新な「平家物語」の誕生。
著者等紹介
宮尾登美子[ミヤオトミコ]
1926年、高知県生まれ。中国東北部(満州)で敗戦を迎えた後、故郷に引き揚げる。73年、『櫂』で第9回太宰治賞、79年、『一絃の琴』で第80回直木賞。主な作品に、『連』(女流新人賞)『寒椿』(女流文学賞)『序の舞』(吉川英治文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつ
49
まったりと平家物語。宮尾さんのは読みやすい。二へ。2017/07/23
読書実践家
6
平清盛の戦乱の時代の生き様を描く。武士の棟梁として、貴族政治とどう関与していくか、見ものだ。2015/12/07
ゆうこ
4
「平清盛は誰の子か?」ということから始まる平家物語。清盛が聞く本当の父の話。帝の子供たちと自分の関係に悩みながら、大きな平家という一族を率いていく。悩みながら保元の乱を戦い、ますます大きくなっていく平家に、源氏になびく武将たちの不満が徐々に大きくなっていく…そして。一つの話が短くわかりやすい章に分かれているので読みやすい本です。次は源氏がどう動くか・・・かな?楽しみです。2015/12/18
やすかりし
1
軍記物ではない、女性絵巻としての「平家物語」・・・平清盛像が一変しました。2010/05/04
ほっそ
1
読んだ時期不明2005/01/12