内容説明
「百年後の愛しい羊たちへ」と題された楽譜に秘められた謎とは?真賀木と充子と亡命ルーマニア人・センデスの運命は複雑に絡み合い、やがて1989年、革命の火の手が上がるブカレストへと導かれていく―激動の東欧を舞台に魂を揺さぶる恋と身を焦がす性愛を高らかに描く高樹文学の金字塔。
著者等紹介
高樹のぶ子[タカギノブコ]
作家。昭和59年「光抱く友よ」で第90回芥川賞を受賞。平成6年『蔦燃』で島清恋愛文学賞。平成7年『水脈』で女流文学賞受賞。平成11年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞受賞。平成13年より芥川賞選考委員
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