内容説明
鋭く本質を見抜く目で独自の世界観を構築する天才芸人・松本人志の『遺書』『松本』に続くベストセラー第三弾、待望の文庫化。理想の女性像、結婚、笑いに対する姿勢、トップを走る者の孤独、差別意識、引退、死についてなど、身近なテーマから、哲学的な命題まで、素の松本が真摯に語り尽くす。
目次
女について
大人について
親父について
大阪について
イメージについて
ファンについて
格闘技について
影響について
トークについて
子供について
お金について
死について
障害について
ひとりについて
涙について
人見知りについて
理由について
絵について
年齢について
映画について
終わりについて
1 ~ 1件/全1件
- 評価
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読書素人本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
97
天才とは究極の孤独を受け入れることなんだろうなって思った。そういう意味では決して楽ではないし人の追い求める幸せとは違うってことも。自分独自の脚本の中で生きている…すごくそれは淋しい…天才に憧れ、天才を知りたいと思い、天才を評論する…。それが一番楽だと思った。皆が右に行ったら俺は左に行く、そんな感性と心臓の強さと脳内ファンタジーを現実に再現する自信とナルシシズム。創る側の人はすごいな~って見る側の私は思った。2013/02/18
lily
65
私には共感の嵐だったけれど、理解できる人、少数派なんだろうな。芸風はウソの連鎖で成り立っていることも納得。人を傷つけない方向で笑える世界があることも示せると、ギアチェンジしたお笑い界の発展がありそうな気がしてる。2023/09/06
しーふぉ
23
まだ結婚もしてなくて、映画も撮ってない頃ですね。若いからなのか、ネタとしてなのか分からないけど、自分を特別視しているのが読んでいて少し不快になる。テレビで見るのは好きなんですけどね。2021/05/16
金吾
17
様々なテーマに対する自分の考えを述べています。そうだなあと思う部分は多かったですが、やはり語りの方がいいと感じました。2023/11/16
青葉麒麟
10
昔の松ちゃんはメチャクチャ尖ってたんだと実感。若さって凄いな。自分等(ダウンタウン)が居なかったら吉本は終わってたとか良く言えるなぁ。まぁ、ダウンタウンの笑いは好きだから良いんだけど。自分が映画を撮る事はないって断言してたのを今の松ちゃんはどう感じるんだろう?2014/09/28
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