朝日選書<br> 人事の三国志―変革期の人脈・人材登用・立身出世

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朝日選書
人事の三国志―変革期の人脈・人材登用・立身出世

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  • サイズ B6判/ページ数 391p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022630841
  • NDC分類 222.043
  • Cコード C0322

出版社内容情報

「唯才主義」の曹操、「情義と志」の劉備、「地縁血縁」の孫権。なぜ、魏が勝ち、蜀は敗れ、呉は自滅したのか? 国のかたち、制度、社会が大きく変わるなかで、時に熱く、時に冷酷な三国時代の人事。乱世を生きた英雄たちの、変革期の「身のふり方」に迫る。

内容説明

本書では、当時の人事制度や人脈のつくり方をつぶさに描き、魏・蜀・呉それぞれの人材登用の特徴に迫る。「唯才主義」の曹操、「情義と志」の劉備、「地縁血縁」の孫権―。なぜ、魏が勝ち、蜀は敗れ、呉は自滅したのか?国、制度、社会が大きく変わるなか、時に熱く時に冷酷な三国時代の人事。変わりゆく世を生きた英雄たちの「身のふり方」に迫る。

目次

第1章 人脈のつくり方
第2章 国のしくみ
第3章 時代を変革する―曹魏
第4章 伝統を受け継ぐ―蜀漢
第5章 地域と生きる―孫呉
第6章 組織を制する―西晉
終章 人事・人脈からみた三国志

著者等紹介

渡邉義浩[ワタナベヨシヒロ]
1962年、東京都生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。文学博士。大東文化大学文学部教授を経て、早稲田大学理事・文学学術院教授。学校法人大隈記念早稲田佐賀学園理事長。専門は「古典中国」学。三国志学会事務局長。国家と儒教の関わりや『後漢書』の翻訳などに取り組む一方、「三国志」についての入門書の解説や監修も幅広く行う。訳書の『全譯 後漢書』(全19巻、汲古書院)で、大隈記念学術褒賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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フク

21
後漢末から西晋までの人事制度を通して三国志を読み直す。劉備が負け戦で家族を見捨てること、孫策が自らの領地で殺されたこと、姜維の孤立などの背景が理解できる。2019/09/15

ようはん

13
読んでて難しい内容は多いが、人脈作りとそれを生かし纏めた諸葛亮の偉大さが分かった気がした。2020/01/25

アカツキ

11
充実した内容で面白かった。孫呉の君主と名士たちの引いたら負けの意地と意地の張り合いは何度読んでも面白い。孫権や孫晧から「だって朕のこと全然敬ってくれないんだもん」と泣き言が飛び出すが、散々配下を殺しまくって(殺すのを断念した相手は左遷)からの言葉で同情できないなぁ。巻末資料のおかげで三国志のシミュレーションゲームで君主が度々くれる爵位の地位と役割がわかったのは嬉しいオマケだった。2021/12/11

ジュンジュン

10
故国を遠く離れても、強固なコミュニティを維持し続ける華僑。中国人の人的ネットワークは、長い歴史に育まれた処世術の賜物。やがて貴族制へと昇華する”名士”が活躍する三国時代も同様。人事権を握りたい君主と自律性を維持したい名士とのせめぎ合いとして、魏・呉・蜀、晉の特徴を分析する。感じるのは、曹操の革新性、孫権の苦悩、そして、諸葛亮に全権を委ねる劉禅の偉大さ❓❓❓2022/10/24

CTC

10
6月の朝日選書新刊。著者の中公新書の『三国志 演義から正史へ』は大変面白く発見のある好著だったが、本書はそこで記されていた権力と名士の関係軸を更に深掘りしたものになる。後漢の人事制度を知らなくても三国志は楽しめるが、知ればより愉しめる。例えば諸葛亮が馬謖を斬ったのは、私心なく信賞必罰を厳然と行う事を明示して綱紀粛正を図る意図と語られるが、第一次北伐の頃には蜀漢は益州出身者が中軸を占めていて、自身と同じ荊州名士は数少なくなっていた。故に馬謖起用は益州の人々からは特別な目で見られた、と考えると理解は深まる。2019/07/18

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