朝日選書
米国アウトサイダー大統領―世界を揺さぶる「異端」の政治家たち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022630681
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C0320

出版社内容情報

トランプ氏は突然登場した「異端児」なのか? トランプ氏と同様に中央政治経験を持たずに米国大統領になった人物にスポットをあて、彼らの共通点、登場した背景、対外政策の傾向など、内政・外交を多角的に論じ、米国を取り巻く状況と課題の変遷を探る。

内容説明

2017年、米国史上初の公職経験のない大統領が誕生した。大方の予想を裏切ったトランプ政権誕生は、アメリカの政治が、日米関係が、根本から変わりうることを意味する。私たちが、これまでの日米関係にとらわれずに、いまアメリカ人が望む国益や対外政策とは何か、その背景にあるアメリカが抱える諸問題とは何かを考えるべき時期が来ているのだ。本書は、ワシントンのアウトサイダーであることが国民から評価されて大統領に選ばれた6人にスポットをあてる。アイゼンハワー、カーター、レーガン、クリントン、ブッシュ(子)、トランプ…彼らの共通点、登場した時代背景、対外成策の傾向など、内政・外交を多角的に論じていく。彼らは大きな変化を求める世論が生んだ「時代の寵児」であり、彼らを知ることは、アメリカを取り巻く状況と課題の変遷を知ることになろう。

目次

序章 アウトサイダー大統領とは
第1章 アメリカ経済の変遷と中東
第2章 アメリカと同盟国
第3章 日米同盟の半世紀
第4章 アメリカはなぜトランプを選んだか
終章 アメリカの実像を見据えて

著者等紹介

山本章子[ヤマモトアキコ]
1979年北海道生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。沖縄国際大学非常勤講師、沖縄国際大学沖縄法政研究所特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

25
就任まで上院議員などの政治経験のない戦後大統領6人を通して、アメリカの世相、諸外国との関係、日米関係などをかなり詳細に論じた書。ただ、タイトルからだと拡大頭領の評伝を期待してしまうが、テーマ別辞系列で語られるので、重複もあり、個々の人物像は浮かびにくい。むしろアメリカを軸にした世界現代史として読む方がいいか。ただしトランプに関しては単独で取り上げ、しかも丁寧な分析で、ラストベルトの労働者の支持と言うよりは、白人人種主義者によるオバマ政権からの揺り戻しという、他のルポとは異なる見解を提示していて興味深い。2018/10/20

ともたか

7
政治経験のない大統領をアウトサイダー大統領と言っている。6人しかいないそうだ。そして、今最後に現れたのがあの トランプ だ。まさに異端そのものだ。なにごとも分断、階層化。2019/09/04

0
朝日選書967 2017年12月25日第1刷発行 著者:山本章子 発行者:友澤和子 発行所:朝日新聞出版 印刷所:大日本印刷株式会社 協力:朝日新聞出版 大田原恵美、倉科一希、水本義彦、野添文彬 書籍編集部:大原智子 校閲者:中村紀子2018/04/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12494416
  • ご注意事項