朝日選書<br> 古代日本の情報戦略

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朝日選書
古代日本の情報戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 281,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022630537
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0321

出版社内容情報

【歴史地理/日本歴史】律令制の駅路逓送システムの成立で、中央の命令は地方に行き渡り、謀反、飢饉など危機情報が即、政府に報告され、確実な地方支配が可能となった。史料、発掘調査から、情報がどう道路を行き交い、国家を支えていたかを解き明かす。

近江俊秀[オオミトシヒデ]

内容説明

壬申の乱に勝利した天武天皇は、中国の律令制の導入に踏み切った。戦塵の中で生まれた律令国家が最も必要としたのは、全土掌握のための緊急通信システム、駅制だった。緊急情報は、文書を携えた駅使らが駅路を疾走、最速で都に届けられた。そのスピードは、現代のロードレースの世界記録に匹敵する。超人アスリートでなくても、誰でもいち早く確実に情報を届ける通信システム。その運用はなぜ可能だったのか。馬小屋の様子など各地の遺跡調査で見えてきた駅家の実態と、文学含め多岐にわたる史料とを照らし合わせ、古代国家体制の駅路設置の真の目的を考える。

目次

第1部 情報はいかに伝わったか(藤原広嗣の乱;蝦夷との戦い;古代の緊急伝達システム 駅制;駅制の実態)
第2部 緊急情報伝達システムの基盤(駅制を支えた駅家;考古学からみえてきた駅家の実態;駅家の多様な姿;駅家を経営する人々)
第3部 律令国家と情報(地方支配のための情報;情報を求める人々;情報伝達システムの崩壊)

著者等紹介

近江俊秀[オオミトシヒデ]
1966年宮城県石巻市生まれ。文化庁文化財部記念物課文化財調査官。奈良大学卒。奈良県立橿原考古学研究所研究員を経て現職。専門は日本古代交通史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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魚京童!

20
昔から1つなぎの日本にするべく、いろいろやってた。今じゃ東西南北の果ての人ともネットでおしゃべりできる。ものはアマゾンが届けてくれる。世界はつながった。失われたものもあるのだろう。ただ、もう戻れない。狼煙を上げる世界にはならない。空は真っ暗で、青空を見上げると熱中症になる。外に出るのはよくない。家で仕事をするようになる。それでもいいと思うけど。平和ってなんなんだろうね。2019/07/29

犬養三千代

1
中央集権国家のもつ意味を考えた。2017/03/07

はちめ

1
情報の伝わり方はどんな時代においても社会構造を支える最も重要な項目の一つ。筆者は古代道路の専門家だが情報という切り口を提示することによって古代における道路の持つ意義を更に深めている。惜しむらくは発掘事例が少なく実態が今一つ明確になりにくいところ。古い官道は早く廃れて里山となっている所も多いと思うので、研究者による発見を期待したい。2017/01/15

こずえ

0
これを読むと、むかーしの東大日本史の過去問の固関について理解が深まってニヤつく。

Nagasaki Hironobu

0
人がルールを守らなくなると維持はできない。2017/04/09

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