出版社内容情報
日本版NSCや経済財政諮問会議などの政策が近年増加。政治主導の政策会議で、与党、選挙が変り、日本政治の問題点に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラダマ
2
小泉政権、民主党政権を経ての今の第二次安倍政権という流れから、現在の官邸主導体制の成立について概観する。閣議や政策会議がいかに形式的なものか、国会や閣議においていかに真剣な議論がなされていないか、諸外国の例も参考に、政府と与党、そして与党と野党がもっとがっぷりよつに組んで政治を進めるということがあってよいのかもしれない。2016/11/14
中将(予備役)
1
閣内に多数存在し活用されている「政策会議」を中心に官邸主導の特徴や問題点を分析した本。民主党政権の内幕の記述は面白かったし、各種政策会議の活動記録から議論が実体を伴っているかなどを数え上げた研究(修士論文の改!)には感心した。国会改革提言は他国の模倣にも感じる。2018/12/20
westwing
1
まずは一人の学生の問題提起と膨大なデータと、優れた分析に敬意を表したい。長い間、「鉄の三角形」に牛耳られていた日本において、政治のリーダーシップは不可欠。そのリーダーシップを絶対的なものにするために、人事権を掌握し、政策会議の名の下に、物事が決まる日本。本文にはないが、日本会議の影もちらつき、野党はもちろん、与党でさえ、安倍さんのそばにいなければ、傍らに追いやられてしまう(国民はおいてけぼり)。頑張れ野党、と言いたいのだが、今の民進党ではね〜。公明正大でなくてもよいから、オープンな議論をしてほしい。2016/11/14
サイトトウロク
0
現在の意思決定の重要な場の1つである政策会議と、空洞化した国会の現状を書いた本 どのような形で、政策が決められているのか理解できた2021/06/29
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