出版社内容情報
【自然科学/生物学】昭和天皇のヒドロゾア、今上天皇のハゼ、秋篠宮さまのナマズ、ニワトリと、天皇家は3代にわたり生物学に関心を寄せ、その業績の専門性の高さは世界的に知られている。研究の背景や実際の活動の内容、国内外での評価について明らかにする。
内容説明
ヒドロゾア研究で9編の専門論文を発表し、20冊以上の生物学の書籍に関わった昭和天皇。ハゼの系統進化研究の基本となる分類法を確立し世界的に認められている天皇陛下。DNA分析と民俗学からニワトリの家禽化の起源を探究する秋篠宮さま。金魚のがんからヒトのがん治療法開発を研究する常陸宮さま。他の皇族も含め天皇家は3代にわたり生物学研究に熱心に取り組んでいる。多忙な公務のかたわら、研究にかける情熱と貢献の詳細は、これまで専門以外の人びとにはほとんど知られていなかった。だがその業績は世界で高い評価を得ている。どのような環境のもとに研究は進められているのか。学界の重鎮で天皇に生物学のご進講をつとめたこともある著者がわかりやすく解説する。
目次
君主と学問(外国の君主と学問の関係;わが国の皇室と学問)
第1章 初代昭和天皇(昭和天皇のおいたち;東宮御学問所時代 ほか)
第2章 第二代今上(明仁)天皇と常陸宮(皇居と御用邸;天皇家と馬 ほか)
第3章 第三代秋篠宮と黒田清子さん(秋篠宮のおいたちとご経歴;秋篠宮のご業績、ナマズ研究とニワトリの分子系統 ほか)
第4章 国際生物学賞について(生物学のノーベル賞を―国際生物学賞;国際生物学賞の受賞者たち ほか)
著者等紹介
毛利秀雄[モウリヒデオ]
1930年、東京生まれ。東京大学理学部動物学科を卒業後、三崎臨海実験所に勤務。東京大学教養学部助教授、教授を経て学部長。ついで放送大学副学長、国立基礎生物学研究所長、岡崎国立共同研究機構長を務める。元日本動物学会会長、理学博士。長年精子の研究に従事して「精子学」の確立に努める。またチューブリンを発見、命名した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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