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朝日選書
マヤ・アンデス・琉球―環境考古学で読み解く「敗者の文明」

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  • サイズ B6判/ページ数 251,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022630247
  • NDC分類 256
  • Cコード C0340

内容説明

「謎の文明」とされてきたマヤ、アンデス。少なくとも数千年以上狩猟採集が続いた奇跡の島、琉球。近年の湖沼堆積物(年縞)の解析で、これらの環太平洋の諸文明は、環境変動を乗り越えて営まれたことがわかってきた。グアテマラのセイバル遺跡の大規模発掘により、マヤ文明の起源は前1000年ごろにさかのぼり、干ばつにより滅びたわけではないことが判明した。ペルーではナスカの地上絵が新たに見つかり、製作者、作成方法に関する新事実が明らかになっている。大規模な気候変動を、潅漑技術と地上絵を用いた祭祀で乗り越えようとした可能性がある。旧石器時代に琉球列島への進出を果たした人類は長く自然と調和して狩猟採集を続け、約1000年前まで農耕を必要としなかった。歴史の表舞台から消された文明に学ぶ環境と人類の共生。

目次

序章 環太平洋の諸文明と環境
第1章 環太平洋の環境史を調査する
第2章 マヤ文明の盛衰と環境利用
第3章 古代アンデス文明における環境変化とナスカ地上絵
第4章 琉球列島の環境と先史・原史文化
終章 環太平洋の環境文明史と「真の世界史」

著者等紹介

青山和夫[アオヤマカズオ]
1962年京都市生まれ。東北大学文学部卒業。ピッツバーグ大学人類学部大学院博士課程修了、Ph.D.(人類学、ピッツバーグ大学)。茨城大学人文学部教授。専門はマヤ文明学、メソアメリカ考古学・人類学。1986年以来、ホンジュラスとグアテマラでマヤ文明の調査を行っている。「古典期マヤ人の日常生活と政治経済組織の研究」で日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞を受賞

米延仁志[ヨネノブヒトシ]
1964年生まれ。1993年名古屋大学大学院農学研究科博士(後期)課程退学、博士(農学)。1995年鳴門教育大学助手、1999年ハンブルク大学木材生物学研究所研究員。鳴門教育大学准教授。専門分野は年輪年代学、古環境学。1990年以来、放射性炭素と樹木年輪を用いた考古学遺物の年代測定や古環境復元の研究に、2001年ごろから年縞堆積物の研究に携わってきた

坂井正人[サカイマサト]
1963年千葉市生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学、日本学術振興会特別研究員(DC2、PD)。山形大学人文学部教授。同学部附属ナスカ研究所副所長。専門は文化人類学、アンデス考古学。1989年以来、ペルーで現地調査を実施し、景観考古学の立場から、古代アンデスの神殿、王都、地上絵について研究してきた

高宮広土[タカミヤヒロト]
1959年沖縄県那覇市生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)人類学部卒業。Ph.D.(人類学、UCLA)。札幌大学地域共創学群教授。専門は琉球列島先史学、人類学。1992年以降奄美・沖縄諸島を中心に琉球列島におけるヒトの適応過程を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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