出版社内容情報
【芸術/芸術総記】二千年にわたる本の起源と変遷を、製本と装丁の本場、パリで学んだ著者がたどる。抄紙と製本、花切れ、天金や小口の装飾の歴史。ウィリアム・モリスのケルムスコット・プレスやモロッコ革の本など、美しい革装本の写真も多数紹介。愛書家垂涎の一冊。
内容説明
私たちは、いま手にしている書物の、「物」としての素材や形態の変化について、どれだけ知っているだろうか。パピルスから蝋板、羊皮紙から抄紙への歴史。巻子本からコデックス、革装本へと進化した製本術。花切れ、天金や小口の装飾、見返しなど、本を成立させる各部の起源と変遷を、製本と装丁の本場、パリで学んだ著者が辿る。ウィリアム・モリスの理想の書物、究極の本「モロッコ革の本」の歴史、フランスの名だたる製本職人たちの作品や、工芸品とも言える美しい革装本の写真も多数紹介。西洋の書物史のすべてがわかる、愛書家垂涎の一冊。
目次
第1章 書物の考古学
第2章 西洋の紙「羊皮紙」
第3章 本の誕生と製本術
第4章 ケルムスコット・プレス
第5章 モロッコ革を求めて
第6章 フランスの革装本
第7章 天金と小口装飾
第8章 花切れ
第9章 マーブル紙と見返し
著者等紹介
貴田庄[キダショウ]
1947年、青森県弘前市生まれ。著述家(専門は書物史、映画、美術、文学)。早稲田大学大学院修士課程修了、芸術学専攻。1977‐1981年パリ留学。装飾美術書物中央校装丁科修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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