出版社内容情報
昭和陸軍はなぜ多くの錯誤を犯したのか。国家を滅亡の危機に陥れ、自らを解体に追い込み、国民に過酷な運命を強いた昭和陸軍とはどのような組織だったのか。500人余りの関係者の証言からその解明を試みた著者畢生の大作を復刊。著者の昭和史研究の原点にして頂点!
【目次】
内容説明
国家を存亡の危機に陥れ、敗戦で自らを解体に追い込んだ昭和陸軍とはどのような組織だったのか。上巻は、建軍から軍事主導国家への歩み、日中戦争の泥沼、ガダルカナル撤退、山本五十六の死まで。国内外500人余りの関係者への取材と膨大な資料を整理した著者渾身の力作。
目次
第1部 昭和陸軍前史―建軍からの歴史
第2部 昭和陸軍の興亡(張作霖爆殺事件と関東軍の陰謀;関東軍参謀・石原莞爾と満州事変;満州建国と陸軍軍人の錯誤;皇道派と統制派―二・二六事件の二つの顔;二・二六事件の判決はいかに誘導されたか;中国国民党からみた「抗日戦争」;八路軍に加わった日本兵の日中戦争;日本兵はなぜ蛮行に走ったか;張鼓峰事件と日本人捕虜の人生;ノモンハン事件、語られざる愚挙 ほか)
著者等紹介
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年北海道生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。ノンフィクション作家、評論家。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。独力で「昭和史講座」の刊行を続け、2004年、第52回菊池寛賞を受賞。2017年『ナショナリズムの昭和』で第30回和辻哲郎文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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