出版社内容情報
『朝鮮民謡選』を読み耽った少女時代。30歳を過ぎた頃、心に残った仏像がすべて朝鮮系であることに気づく。50代で学び始めたハングルははたして魅力あふれる言葉だった。隣国語のおもしろさを詩人の繊細さで紹介する。
内容説明
ハングルを学ぶようになった動機、ともに学ぶ人びとのこと、日本のいち方言との類似点、ユーモラスな諺や表現の数々―。隣国語のおもしろさを、韓国への旅の思い出を交えて、繊細に綴った珠玉のエッセイ。日韓の習慣や意識の違いをみつめて紡いだ言葉がいまなお胸を打つ。
目次
扶余の雀
1 はじまりが半分だ
2 日本語とハングルの間
3 台所で匙を受けとった
4 旅の記憶
5 こちら側とむこう側
著者等紹介
茨木のり子[イバラギノリコ]
1926年生まれ。詩人。2006年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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