朝日文庫<br> 人類は何を失いつつあるのか

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朝日文庫
人類は何を失いつつあるのか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 306p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022620644
  • NDC分類 469.04
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ゴリラ研究者として人類の原点を探ってきた山極氏と人類が世界中に拡散していったルートを歩いた関野氏。家族の起源、狩猟と戦争、平等の意識、グローバリズムと教育など、前・京大総長とグレートジャーニー探検家の壮大でおもろい対話集。

内容説明

ゴリラ研究者としてアフリカで人類の起源を探ってきた前・京大総長と、人類が世界中に拡散していったルートを10年かけて自らの足で辿った探検家。家族の起源、狩猟と戦争、平等の意識、グローバリズムと教育など、人類の来た道を振り返り、現在と未来を語り尽くす!

目次

序章 ぼくも探検家になりたかった
第1章 日本のサル学
第2章 類人猿から人類へ
第3章 狩猟と戦争
第4章 平等の意識は人間だけのものか
第5章 グローバリズムと教育
第6章 旅の原点
第7章 人間だけが持つ「心」

著者等紹介

山極寿一[ヤマギワジュイチ]
1952年東京都生まれ。霊長類学者・人類学者。総合地球環境学研究所所長。前京都大学総長(2014~20年)。京都大学理学部卒業。ゴリラを主たる研究対象として人類の起源をさぐり、アフリカなどで実績を積む。国際霊長類学会会長、国立大学協会会長、日本学術会議会長などを歴任

関野吉晴[セキノヨシハル]
1949年東京都生まれ。探検家、医師。武蔵野美術大学名誉教授。一橋大学法学部、横浜市立大学医学部卒業。93年から2002年にかけて、人類がアフリカから南米大陸に拡散した道のりを逆ルートで辿る「グレートジャーニー」を行う。1999年に植村直己冒険賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ばんだねいっぺい

22
失ったものは、個人的には「消費者」であるばっかりで「生産者」になっていないってことだと思ったけど、こういう山極さんや関野さんのような好奇心を追求してゆく大胆な行動力ではないかと思った。2024/02/20

そふぃあ

22
ゴリラ研究者の山極氏と冒険家の関野氏が対談を通して、人類の起源とこれからを探っていく本。家族制度や共感能力の衰退、個人主義の台頭、教育の変容など、ヒトが繁栄のため作り出した文化(習性)は失われつつあるものが多いようだ。ヒトをヒトたらしめているそれらの文化の変容は一見すると先祖返りのようにも見える。我々は自身を生かす物や道具がどうやって作られるかを知らないし複雑すぎて想像することもできなくなっている。何かの原因で人類が滅亡寸前にでもならなければ我々はヒトらしさを失っていく一方ではないかとも思う。(続き→)2024/01/24

すーぱーじゅげむ

19
ゴリラ研究の山極氏と先住民研究の関野氏の対談集です。現代の人間はもう少しゴリラや先住民を見習ったほうがいい、と思いました。争いにおいて「勝つ」より「負けない」ことが大事で、両方が「私たちは負けなかった」と思えるような落としどころが一番遺恨を残さないので優れている、など、もっともな話ばかりでした。人類が残ってきたのは体の強さではなく、知恵の力が大きい。便利になるとかわりに持っていた能力を失うのは進化の法則ですが、デジタルの進歩により失う能力のなかに、失ってはいけない知恵があるのではないかと思いました。2023/04/21

lily

15
新年一冊目はゴリラ学者である元京大総長、山極寿一と『グレートジャーニー』の著者である探検家、関野吉晴の対談本。相手の面子をつぶさず負けない論理で動くゴリラ。共食に加え、仲間との仕事の折半でコミュニティを形成し、年長者を敬う狩猟採集民族。相手の面子を考えず屈服させるまで紛争を続け、孤食に加え年長者を軽んじる現代人に、過去を顧みる必要性を説いている。現場主義で様々な経験を積んだ両者の知識があふれる一冊。「一日15分でいいから人間の作ったものでないものを眺めよ」という養老孟司氏の指摘には考えさせられる。2025/01/10

しょうゆ

12
山極先生の本はいくつか読んだが、自分の専門外の話だからかどれもとても面白い。それでいて、対話形式だとまた違った話が聞けるので、更に面白かった。買ってよかった。関口先生は船を作って海路からの日本人ルートを試した先生だったか。こんな人生もうらやましい。「針と糸」「自然を眺めること」「グローバル社会」「仲裁者」色々なキーワードが心に残った。また、読み返したい一冊でもある。2024/04/28

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