出版社内容情報
『日本書記』に残された「浦嶋子(うらのしまこ)」という謎の人物の名前。浦島太郎のモデルではないかと言われているが、本当に実在したのか? どんな人物だったのか? 探検家である著者が、20年もの歳月をかけてその謎の解明に挑んだ歴史ミステリー。浦嶋子の最古の伝説が残る京都府・丹後半島を足掛かりに、日本各地はもちろん、中国大陸、さらには発信機を付けたウミガメの追跡など、広範囲にわたってあらゆる視点から検証を進めていく。その真相に近づくほどに浮かびあがる、大和政権以前に繁栄を極めていた丹後王国の存在、そして歴史の記述に巧妙に隠されていたトリック……。ついに明らかとなる浦島太郎の正体。そこには、海を舞台とする壮大な歴史のストーリーが秘められていた!
内容説明
モデルとなった人物がいたと言われる浦島太郎。その謎に探検家の著者が挑む。『日本書紀』や丹後半島に残されている手がかりをもとに、長年にわたる調査によって突き止めたその正体とは?さらに、大和政権成立以前に繁栄を極めた王国に秘められた歴史にも迫る。
目次
プロローグ 浦嶋伝説の七不思議
第1章 故郷丹後
第2章 ウミガメ追跡
第3章 伝説の蓬〓山を求めて
第4章 なぜ老人になったのか
第5章 浦嶋伝説が二系統ある理由
第6章 太郎誕生
第7章 四七八年の謎を解く
第8章 浦嶋子の正体
第9章 日本書紀の陰謀
エピローグ 失われた王国
著者等紹介
〓橋大輔[タカハシダイスケ]
1966年秋田県生まれ。探検家。「物語を旅する」をテーマに世界各地に伝わる神話、伝説などの背景を探る。2005年ナショナルジオグラフィック協会(米国)の探検隊を率い、実在したロビンソン・クルーソーの住居跡を発見。王立地理学協会(ロンドン)と探検家クラブ(ニューヨーク)のフェロー会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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てぃと
makoto018