出版社内容情報
身近な存在なのに謎がいっぱいの「ねこ」。一緒に暮らしていても、行動や感情表現など不思議に思うこともたくさんある。長年ねこの研究を行っている動物学者が、優れた身体能力や感覚器の鋭さから人間の治癒力まで“すごい”生態を解明。
内容説明
今や人間のかけがえのないパートナーとなったねこ。しかし、身近な存在でありながら、その能力はあまり知られていない。長年フィールドワークを行っている著者が、ねこの卓越した身体能力や感覚器の鋭さから、人間の健康増進の効果など、生態や行動を解き明かす。
目次
第1章 ねこはつよい(ねこは「つよい」生き物;「ネコ科」動物としての狩りの能力;驚くべき身体能力;ねこの牙;ねこのツメ;母ねこは最強?;オスも子ねこの面倒を見る?)
第2章 ねこの「感覚力」(ねこは暗闇なんてへっちゃら;ねこの視力;ねこのすごい動体視力;ねこの瞳;耳で知るねこの気持ち;ねこは、ねこや人の声の聞き分けができるのか?;ねこの嗅覚は人間の約10万倍;cauxin旺盛なオスのねこの尿;ねこのヒゲ;ねこの味覚)
第3章 ねこの「治癒力」(ねこは健康によい?;ねこは心の病も癒してくれる?;社会のなかで活躍するねこたち)
第4章 日本がほこる「ねこ文化」(そもそもねこはいつ、日本にやってきたのか?;招き猫文化;ねこブームは、昔からあった!;現代の「ねこ事師たち」)
第5章 人とねことの共存社会に向けて(不幸な飼いねこをどうやって減らすのか;殺処分されるノラねこを減らすには ほか)
著者等紹介
山根明弘[ヤマネアキヒロ]
1966年兵庫県生まれ。西南学院大学人間科学部社会福祉学科教授。理学博士、生物学者。専門は動物生態学、集団遺伝学など。1989年九州大学理学部卒。国立環境研究所、京都大学霊長類研究所、北九州市立自然史・歴史博物館(いのちのたび博物館)を経て現職。福岡県・相島にて、7年間にわたるフィールドワークを行い、ねこの生態研究を実施(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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