出版社内容情報
「巨悪を眠らせるな、被害者と共に泣け、国民に嘘をつくな」の名言で“ミスター検察”と呼ばれた検事がいた。第32代検事総長・伊藤栄樹である。伊藤は造船疑獄事件、売春汚職事件、ダグラス・グラマン事件、そしてロッキード事件など戦後日本を代表する重大事件を担当した。文字通り“巨悪との戦い”に人生をかけた著者が、知られざる捜査秘話を明らかにした回想録を緊急復刻する。
内容説明
「巨悪を眠らせるな」「被害者とともに泣け」「国民に嘘をつくな」の名言で、“ミスター検察”と呼ばれた検事がいた―。戦後いくつもの疑獄事件を手がけ、巨悪との戦いに人生を賭けた著者が、がん闘病のかたわらに綴った渾身の回想録を緊急復刊。
目次
第1部 秋霜烈日(造船疑獄事件1 土光さんのこと;造船疑獄事件2 ひょうたんから駒;造船疑獄事件3 赤坂芸者;造船疑獄事件4 指揮権発動;造船疑獄事件5 検事総長の進退 ほか)
第2部 海外司法事情報告(北欧所見;西ドイツ連邦司法省訪問とその前後;刑事局長ジロラモ・タルタリオーネ氏;日本法務・検察代表団訪中記)
著者等紹介
伊藤栄樹[イトウシゲキ]
1925年名古屋市生まれ。43年東京帝国大学法学部入学。翌年、最後の学徒出陣で海軍主計見習尉官として海軍経理学校へ。戦後復学し47年東京大学卒業。49年戦後一期生として検事に任官。横浜地検検事、東京地検検事、法務省刑事局参事官、刑事課長、総務課長、人事課長などを経て、72年に東京地検次席検事に就任。以降、法務省刑事局長、法務事務次官、最高検次長検事、東京高検検事長と法務・検察の主要ポストを歴任。85年12月に検事総長就任。がんに冒されていることを知り、88年3月に任期途中で退官。病床で回想録『巨悪は眠らせない―検事総長の回想』の執筆を続けたが、同年5月逝去。享年63(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まーくん
とくけんちょ
AICHAN
とみやん📖
大先生
-
- 電子書籍
- 女が嫌いな女 文春新書