出版社内容情報
戦後日本の政財界を深部から食い尽くした黒幕たちの壮絶な記録! 政財界をフィクサーとして牛耳った男・児玉誉士夫。「昭和の政商」小佐野賢治。「稲川会」を一代で築いた稲川聖城。著者独壇場、闇社会の紳士たちの実像を描く。
内容説明
大宅壮一に「正味の“実力者”でこんなのはそうざらにいるものではない」と言わしめ、戦中戦後と政財界を操った児玉誉士夫。田中角栄と一蓮托生でロッキードを貪った小佐野賢治。稲川会初代会長・稲川聖城と経済やくざとして轟いた二代目・石井隆匡。昭和の黒幕たちを描く。
目次
第1章 黒幕・児玉誉士夫―戦中・戦後を疾駆した「右翼」(“危機中毒者”児玉誉士夫;「左翼」への批判的まなざし;天皇への直訴事件で懲役刑に ほか)
第2章 政商・小佐野賢治―田中角栄と二人三脚でロッキードを貪った男(蚕の小作人一家に生まれる;「これ以上学ぶことはない」と転職;故郷に錦を飾り、出征する ほか)
第3章 二人の首領・稲川聖城と石井隆匡―任侠から実業・経済の世界へ(間一髪で救われた稲川聖城会長の一言;賭場で女郎蜘蛛を食う男;拳銃を持った男を黙らせた貫禄 ほか)
著者等紹介
大下英治[オオシタエイジ]
1944年広島県生まれ。作家。広島大学文学部仏文科卒業後、大宅壮一マスコミ塾に学び、「週刊文春」記者として活躍。1981年『小説電通』で作家デビュー。政治・経済・芸能と幅広くドキュメント小説をメインに、数々の話題作を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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