朝日文庫<br> 女ぎらい―ニッポンのミソジニー

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朝日文庫
女ぎらい―ニッポンのミソジニー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 389p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022619433
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0136

出版社内容情報

【社会科学/社会】ミソジニーとは、男にとっては「女性嫌悪」、女にとっては「自己嫌悪」。皇室、DV、東電OL、援交など、男社会に潜むミソジニーの核心を上野千鶴子が具体例をもとに縦横に分析する。文庫化に際し、「セクハラ」と「こじらせ女子」の2本の論考を新たに収録。

上野千鶴子[ウエノチズコ]
著・文・その他

内容説明

ミソジニー。男にとっては「女性蔑視」、女にとっては「自己嫌悪」。皇室、婚活、DV、自傷、モテ、東電OL…社会の隅々に潜み、家父長制の核心である「ミソジニー」を明快に分析した名著。文庫版に「セクハラ」と「こじらせ女子」の二本の論考を追加。

目次

「女好きの男」のミソジニー
ホモソーシャル・ホモフォビア・ミソジニー
性の二重基準と女の分断支配―「聖女」と「娼婦」という他者化
「非モテ」のミソジニー
児童性虐待者のミソジニー
皇室のミソジニー
春画のミソジニー
近代のミソジニー
母と娘のミソジニー
「父の娘」のミソジニー
女子校文化とミソジニー
東電OLのミソジニー1
東電OLのミソジニー2
女のミソジニー/ミソジニーの女
権力のエロス化
ミソジニーは超えられるか
諸君!晩節を汚さないように―セクハラの何が問題か?
こじらせ女子のミソジニー

著者等紹介

上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948年富山県生まれ。社会学者。東京大学名誉教授、認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長。1994年、『近代家族の成立と終焉』でサントリー学芸賞、2011年朝日賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきぽん

72
東大新入生にシビアな現実を語って話題になった著者。この本でもまた、シビアなミソジニーの現実を語っている。団塊世代で超高学歴シングルである著者は、私なんかよりずっと女であることの不利益を意識して生きてきたのだろう。若い世代ほど、少しずつましになってきているけれど、男性には、女性は性的許容範囲が狭いことをせめて肝に銘じて欲しいです。2019/06/16

おたま

69
ミソジニーとは「女性嫌悪」「女ぎらい」のことだが、上野千鶴子は、より適切に「女性蔑視」と訳す。このミソジニーは、性別二元性(男と女の区別)のジェンダー秩序に深く埋め込まれている。男性・女性の区別の発生するところには必然的にミソジニーが発生する。それは男性にとっては「優越感」として、女性にとっては「自己嫌悪」として表れる。この社会にはミソジニーが蔓延しているのだけれど、それがどのようにして起こってくるのかを、ホモソーシャル、ホモフォビアとミソジニーとの関連から構造的に読み解いていく。2023/12/18

ネギっ子gen

64
【本書が解読可能である限り、家父長制とミソジニーの重力圏から、読者は自由ではない】男の“女ぎらい”と女の“生きづらさ”を解剖した書。2010年刊の単行本に「諸君!晩節を汚さないように」「こじらせ女子のミソジニー」を加えて、8年後に文庫化。巻末に参考文献。解説は中島京子。で、<「わたし」はつねに中途半端な、過度的な時代の産物である。過去に自分を否定して生きる必要はない。過去の自分の、限界や過ちや「こじらせ」があったからこそ、今の自分がある。過去の自分を許し、和解し、「わたし」のなかに抱きとめたらよい>と。⇒2025/04/25

GAKU

62
「ミソジニー」を上野千鶴子さんが明確に分析した1冊。男性の私も共感できる内容が多々あると共に、ここまで言われますか!という内容も。ただこのような論考があるという事を知っておくことは、男性として必要であるとも感じた。中でも「東電OLのミソジニー」の章は、特に興味深く読んだ。あと文庫化にあたり追加された「セクハラ」の章も。この1冊に限らず、上野さんの著書はどれも耳が痛いです。 2019/04/26

のえる

55
図書館本。読友さんお薦め本。 ミソジニーは男女で非対称に働き、男にとっては女性蔑視(女という記号だけで反応可)、女にとっては自己嫌悪。女の中に女として生まれてソンをしたと一度も思わなかった者は居るだろうか。 ホモソーシャル・ホモフォビア・ミソジニー。非モテ、皇室、息子親子、母と娘、父の娘、女子校文化。様々な社会に潜むミソジニーを明快に分析した本書。 私は読了して“不愉快な体験”とは思わなかった。むしろ微かに抱いていた疑問が解け一種の爽快さを感じた。プラス素朴な安心感も抱いた。→2021/07/27

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