出版社内容情報
今日も妬み嫉み恨みつらみが止まらない! 南海キャンディーズ・山里亮太は負の感情をどうやってガソリンに変えてきたのか? 自分は天才じゃないと悟った瞬間から地獄のような努力がはじまった。格好悪いこと情けないこと全て書いた芸人の記録。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ehirano1
425
今尚成長し続ける芸人『山里亮太』の成長物語で、赤裸々な等身大の内容を大変興味深く読みました。自慢話は皆無であり、生々しい失敗談が全体を占め、自業自得とは云え、その挫折の中から著者が何度でも立ち上がる姿勢は大いに参考になりました。著者の地獄のノートをページを増やす人もいれば、殆ど『神』のような仲間が現れるのはなんだか自然の摂理なのかと思ってしまいました。2020/02/02
きみたけ
369
著者は南海キャンディーズの山ちゃん。2006年に発売された『天才になりたい』を本人が全ページにわたり徹底的に大改稿、新しいエピソードを加筆した一冊。「自分は天才にはなれない」そう悟った日から始まった地獄のような努力が凄まじい。ノートに書きなぐった《復讐というガソリン》を紹介している(例、社員の○○が否定してきたことを全部やって評価されたら無視する)が、悔しさをバネに這い上がるところは素直に凄いと感じました。相方潰しのゲスな性格は頂けないが、M-1で準優勝しても慢心しないなど、良い所は見習おうと思いました。2021/05/07
seacalf
323
読む前は想像もしなかったけど、泣かされたな~。凄いな、この人。とにかく凄いのは誰もが陥ってしまう負の感情を、単にそこで落ち込むだけでなくエネルギーに変換して前へ前へとぐんぐん進むこと。元相方さんへの仕打ちや計算高くしずちゃんを手に入れたりネガティブ発言が酷すぎたりと「クズっぷり」も隠すことなく書かれているから手離しで褒められた人ではないけれど、ここまでひたすらに努力を重ねられたら尊敬の眼差しを向けざるを得ない。人見知りというのは相手の気持ちを誰よりも先に考えることができる才能だというタモさんの言葉も素敵。2019/09/19
修一朗
294
改めて過去の山里さんの漫才を見直してみた。この言葉選びはひらめきではなく徹底的に推敲を重ねて当てはめて作り込んだものだということがわかって感服した。きっとご本人は「さらっと思いついちゃったよ」っていう風でいたいんだろうけども,努力で作り込んだセリフだからと言って卑下する必要はもちろんないよね。そういう人は確かにいて妬む気持ちもわかる,でもそれは目指すものじゃない。蒼井優さんも天才肌の人だけども,同業じゃない人には嫉妬心はわかなくて尊敬しかないそうだ。大丈夫だ。若林さんの解説もカッコいい。アツい本でした。 2019/12/17
Hidetada Harada
286
これ、本当に初めての作品ですか?すっごい面白いし、すっごい読みやすいし、笑えるし、泣けるほど感動できる本でした。何がすごいって、自身の闇エピソードを(おそらく)ありのまま公開してしまう潔さと、劣等感をそのまま放置しない執念深さ。これは多分真似できません。真似したいのは言葉を大切にするその姿勢。良い読書になりました。2020/03/07
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