出版社内容情報
戦後の朝日新聞にこの人ありと言われた大記者、疋田桂一郎。1970年5月から3年弱「天声人語」を執筆した。三島由紀夫の死、あさま山荘事件、ベトナム戦争、国内外の様々な出来事を観察する鋭い批評眼。今こそ読むべき見事なコラム。
内容説明
戦後の朝日新聞にこの人あり、と言われた大記者、疋田桂一郎。彼が担当した1970年5月から1973年3月までの「天声人語」から、211回を掲載。うすれゆく戦争の記憶と、経済成長とともに変わる日本人の心。ジャーナリズムの死角に光をあて続けた記者の、読みつぐべきコラム。
目次
1970 昭和45年(ストの受難;父親参観 ほか)
1971 昭和46年(心の時代;毒ガス ほか)
1972 昭和47年(長距離バス;復帰準備 ほか)
1973 昭和48年(シベリア開発;英国式 ほか)
著者等紹介
疋田桂一郎[ヒキタケイイチロウ]
1924年生まれ。京都大学法学部卒。48年、時事新報社に入社、51年、朝日新聞社に転じ、静岡支局員、東京社会部員、論説委員、編集委員を経て、87年、退社。70年5月から73年3月まで朝日新聞1面コラム「天声人語」を執筆。企画記事「わたしの言い分」で日本記者クラブ賞を受賞。2002年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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