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朝日文庫
図説 大江戸性風俗事典

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  • サイズ 文庫判/ページ数 382p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022619020
  • NDC分類 384.7
  • Cコード C0195

出版社内容情報

世界有数の歓楽街・吉原をはじめ、江戸のいたるところには女郎屋が軒をつらね、神社への参詣や冠婚葬祭の後に、遊里へ繰り出すのはあたり前だった。吉原、四宿、岡場所の違いや、花魁、陰間、夜鷹の実情など、江戸の「フーゾク」を豊富な図版で徹底解剖!

内容説明

世界有数の歓楽地だった吉原をはじめ、江戸のいたるところには女郎屋が軒をつらね、寺社の参詣や冠婚葬祭の後には遊里へ繰り出すのは当たり前だった。吉原、江戸四宿、岡場所の違いや、花魁、芸者、陰間、夜鷹の実情など、江戸の「フーゾク」を豊富な図版で徹底解剖。浮世絵・戯作から厳選した図版とエピソード満載!

目次

序章 江戸は世界に冠たるフーゾク都市だった(日本は遊里だらけ;売買春に寛容な社会 ほか)
第1章 吉原はこんなところ(吉原はどこにあったか;吉原はこんなところ ほか)
第2章 江戸四宿(飯盛女と呼ばれた遊女;品川宿 ほか)
第3章 岡場所(非合法だが繁栄;岡場所の色模様と哀歓―深川以外の代表的な岡場所 ほか)
第4章 江戸のフーゾク産業…夜鷹から陰間まで(芸者;夜鷹 ほか)

著者等紹介

永井義男[ナガイヨシオ]
1949年福岡県生まれ。作家。東京外国語大学卒業。97年『算学奇人伝』で第6回開高健賞を受賞し、本格的な作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

252
『図説 吉原』を読んだばかりだったので、周辺のそれ以外の遊廓との対比は嬉しかったのだが、重複部分(一字一句同じ)も目に付いた。それにしても、吉原の別格なことよ!花魁(吉原のみの地位)がピンならば、場末でゴザを抱えて立つ夜鷹がキリ。女たちの行く末を思うと切ない。巻末の《索引》は使える。性風俗の内実は、おそらく江戸の時代も現代も、それほど変わっていないんだろうな。2017/08/30

のんすけ

37
永井さん2冊目。表紙は大変色っぽいですが中身は真面目に江戸時代の風俗事情です。時代小説で出てきた言葉がたくさん解説され、図説の資料もたくさんあるのでわかりやすいです。江戸時代、色事は今よりずっと身近で開けっぴろげで、遊里は隠れて通うところではなかった。本当になんでもありなんじゃないかと思うほど。芸者や陰間などの解説もあり、これを読んで春画を眺めるとまた違って見えるかも知れません。2017/08/06

チョビ

6
よくある「吉原事典」をコンパクトにするとこんな感じ。いわゆる「おあそび」の値段が「ピンキリ」というところにもはや、「遊び」を感じるか感じないかはあなた次第(わはは)。要するに遊女・芸者遊びというのは庶民にとっては高嶺の花で、一世一代の大イベントだったんでしょうね(接待場所、というところもあるでしょうが)。そう思うと、娘さんにその思い出を話した父親が出てくるんですが、なんとなく甲斐性がある(感じ)がしましたー(`_´)ゞ。2017/07/14

hakka4me

2
江戸全体のフーゾク事情について章を分けて書かれていて、初心者にも分かりやすくなっている。 読んでみると、江戸には非常にたくさんのフーゾク街があり、しかも様々なスタイル(公娼である吉原等から、私娼の岡場所・夜鷹等々)があったんだなぁと驚く。芸者の「芸は売っても身体は売らぬ」という言葉が実はプライドの証ではなく、単純に遊女の領分を侵してはいけないという戒めだったという見方は興味深い。※著者も書いているが、吉原の情報に限っていうなら著者の別作品『図説 吉原事典』のほうが詳細でお勧め。2017/08/07

shouga123

1
今ではもはや考えられない性風俗を娯楽として男女とも捉える時代。それにしても教科書で習った寛政、天保の改革ってのは市民にはえらく厳しい改革だったんだなぁと改めて認識2019/10/09

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