出版社内容情報
日本の女性が幸せになるために必要なことは何か。23歳の若さで日本国憲法GHQ草案の作成に加わり、現在の人権条項の原型を書いた女性の自伝。50年ものあいだ口にすることができなかった、日本国憲法草案作成9日間の迫真ドキュメント!
内容説明
「女性が幸せにならなければ、日本は平和にならないと思った。男女平等は、その大前提だった」10年間日本で育ち、アメリカで終戦を迎えた著者は、22歳の若さで日本国憲法GHQ草案の作成に参加、現在の人権条項の原型を書いた。文庫化に際し、ジョン・ダワーの寄稿を増補。
目次
プロローグ 再会―一九四五年一二月二四日
1 焦土の日本に帰る
2 父と母の町・ウィーン
3 乃木坂の家の日々
4 大戦下のアメリカで暮らす
5 日本国憲法に「男女平等」を書く
6 既婚女性とやりがいのある仕事
7 新しい道 アジアとの文化交流
エピローグ ケーディス大佐と日本を訪れて―一九九三年五月
ベアテさんとの出会い―あとがきにかえて
著者等紹介
ゴードン,ベアテ・シロタ[ゴードン,ベアテシロタ] [Gordon,Beate Sirota]
1923年オーストリア・ウィーン生まれ。29年、5歳の時、ピアニストの父に伴い来日。その後10年を日本で過ごす。39年、単身渡米。大学卒業後、戦争情報局やタイム誌で働く。45年、GHQ民政局のスタッフとして再来日、日本国憲法草案作成などに携わる。47年渡米(帰国)。以後、ジャパン・ソサエティ、アジア・ソサエティのディレクター等をつとめた。2012年逝去
平岡磨紀子[ヒラオカマキコ]
1946年大阪府生まれ。ドキュメンタリー工房取締役プロデューサー。「今、カブトガニが危い!」(日本民間放送連盟優秀賞)、「渚からの報告」(ギャラクシー賞)、「私は女の幸せを憲法に書いた」(同連盟賞活動部門)、「おっぱいをほしがらないで―アジアのエイズ孤児と母子感染」(放送文化基金企画大賞)など作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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