朝日文庫
行動主義―レム・コールハース ドキュメント

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  • サイズ 文庫判/ページ数 301p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022618504
  • NDC分類 523.53
  • Cコード C0195

出版社内容情報

プラダエピセンター、中国中央電視台本部ビルなど、国際的建築物を手掛けるカリスマ、レム・コールハース。飛行機で世界を駆け巡り、世界一多忙と言われる男の初のドキュメンタリー。ビジネスマンが渇望する、究極の時間の使い方とは?

内容説明

中国中央電視台本部ビルを始め、世界的建築物を次々と世に送り出すレム・コールハース。効率化を極める一方で、非効率をも重要視するクリエイターの原点とは?半年間の密着取材と貴重な単独インタビューにより、カリスマ建築家の全てをあぶり出した渾身のドキュメント。

目次

第1部 ドキュメント(遭遇;ともかくロッテルダムを目指す;モノがあふれている;ブックレット。思想ツールとして;掟やぶり ほか)
第2部 レム・コールハース インタビュー(パート1(2003年2月23日サンタモニカにて)
パート2(2016年1月14日ニューヨークにて))

著者等紹介

瀧口範子[タキグチノリコ]
ジャーナリスト、編集者。上智大学外国語学部卒。建築・デザイン、テクノロジー、ロボット、ビジネスに関する原稿執筆を行うかたわら、展覧会や国際会議などのコーディネーションに携わる。1996年から98年までフルブライト奨学生としてスタンフォード大学工学部コンピューター・サイエンス学科にて客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mura_ユル活動

72
(長くなってしまったのでレビューは抜粋して)地球は狭い、彼にとって。秘書でも把握していない彼のスケジュール。フリーランス・ジャーナリストの著者が追う。彼の進んでいるプロジェクトを通して、彼の考え・行動が語られる。そして写真も添えられる。それぞれがカスタマイズされた実験的的なアプローチ。多くのコンペ(設計競技)で勝利を勝ち取る。掟破り。東京都庁の磯崎新案がそうであったようにコンペの条件を変えるほどの提案。続く→2018/08/26

エリナ松岡

8
コールハースへのインタビューに到るまでの前置きがとにかく長く、およそ全体の3分の2を占めます。そして残り3分の1のインタビューの方は、コールハース氏の回答が面白く、長いながらも休むことなく一気に読みきりました。ただ、あまりにいちいちの回答がそつがないので、何度も同様の質問をされ続けてきたのだろうなという感じはしました。そういう意味では、むしろコールハース氏の日常生活における挙動を著者が観察し、独自の解釈をした前半部分の方が貴重なのかもしれません。振る舞いはなんとなくスティーブ・ジョブズに似てる気がします。2018/09/11

MO

6
2002,3年のコールハースの密着レポなのだが、今日はオランダ、明日はNY,来週は北京みたいによく動くし予定はよく変わるし殺人的に忙しいので捕まえることが至難。その中でも著者は辛抱強く断片を集めながら人物像を照らし出す。コールハースの内面に肉薄したかといえば疑問だが、そこまで期待するのは気の毒にさえ思う。素早く泳ぐ魚影を追い続けただけでも感嘆ものです。スマホやコロナでレムの動きがどう変わったのかも非常に興味深いところ。その意味で2010年のインタがあったのはよかった。いまの時代をどう見ているのか知りたい。2021/12/20

tetsuya

2
まあ面白いけど瀧口さんの視点からを強調するのはあまりいい手ではないと思う。2016/04/29

湯島湯

2
建築家コールハースはどこか弱い立場から物事を考えているよう感じられ、しかしそこには恐れはなく、むしろ挑発的な考えであったりする。1人の人間とは思えない程の視点の多さ、寛容力がある。興味深いのが、人間は小さな矛盾を多く抱えていると思っていたが、コールハースは大きな矛盾を多く抱え、それを論理的に自分で語る事が出来ること。2016/04/21

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