朝日文庫<br> 続 深代惇郎の天声人語

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朝日文庫
続 深代惇郎の天声人語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 503p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022618498
  • NDC分類 304
  • Cコード C0195

内容説明

朝日新聞1面のコラム「天声人語」。この欄を1970年代半ばに3年弱執筆、読む者を魅了し、新聞史上最高のコラムニストとも評されながら急逝した記者がいた。その名は深代惇郎―。彼の筆による天声人語約300本を編んだベスト版の続編が、新装文庫判で待望の復活!

目次

世相
暮らし
社会
政治
ジャーナリズム
国際
韓国
日本と日本人

人生
自然
文化
教育
歴史

著者等紹介

深代惇郎[フカシロジュンロウ]
1929年東京都生まれ。東京大学法学部卒業。53年朝日新聞社入社。ロンドン、ニューヨーク各特派員、東京本社社会部次長、ヨーロッパ総局長などを経て、73年に論説委員となる。同年2月15日から75年11月11日、入院するまで、朝日新聞1面コラム「天声人語」を執筆した。同年12月17日に急性骨髄性白血病のため死去。享年46(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あきあかね

20
 「雪が見たいな、とはげしく思うときがある。暗い空の果てから雪片が音もなく、休むこともなく、霏々翩々と舞い下りてくる。その限りなく降る雪が、峻烈に心を刺してくれるだろう、という雪へのあこがれである。」 朝日新聞のコラム「天声人語」を1970年代半ばに担当した深代惇郎。冒頭に挙げた小説の一節かと見紛う美しく詩情溢れる文章もあれば、同時代の課題にスポットを当て掘り下げるウィットの効いた文章もあり、その幅は広い。  本書では社会問題を取り上げたコラムが比較的多く選ばれているが、弱きを助け強きを挫く⇒2021/11/03

ぐうぐう

17
『深代惇郎の天声人語』その続編の新装版。ジャーナリストが庶民目線を維持するのは、意外と難しい。記者としての使命感が、必要以上に正義という価値観を膨張させ、ゆえに盲目にさせ、権力批判すればいいという短絡的思考へと走らせてしまうからだ。深代の天声人語に正義感がないわけではない。しかし、記事ではなく、コラムであるということが、そこに程よいブレーキを掛けているように感じられる。(つづく)2016/11/03

sasha

6
読んじゃったよ。深代氏は1975年に亡くなっているので、手元にある作品を読み終わってしまったらもう氏の文章を読む機会はなくなってしまうのにな。やはり唸らされるのだ。なんでこんなに過不足なく短い文章をまとめられるのだろう。深代氏の天声人語を読んでしまったら、今現在の天声人語が色あせてしまう。2019/09/05

加藤 勤

1
以前このブログでも紹介しましたが、惜しくも46歳で早逝された深代惇郎さんの天声人語を選り抜いた本の続編です。読んでいて「スト」とか「インフレ」といった言葉がよく出てくるのは時代を感じさせられますが、こうした言葉が聞かれなくなって世の中が良くなったのかと言えば、疑問です。 http://ameblo.jp/bookstama/entry-12174774181.html2016/06/27

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