出版社内容情報
【生活/娯楽】古典落語70席を春夏秋冬に配し、噺のあらすじに加えて季節にも焦点をあてた、2倍楽しめる落語歳時記。江戸庶民にとって季節は生活上の大きなメリハリ。寒さ暑さも気分で克服してしまう笑い文化の神髄を達者な文章で解説する。朝日新聞(広告特集)連載。
内容説明
飲む・打つ・買うの三道楽から一途な恋心まで。春夏秋冬、折々の風情の中で八っつぁん・熊さんが躍動する人情味豊かな江戸人の世界へようこそ!国際派落語家の手さばきによって、四季の「旬」と噺の「粋」を巧みに織り交ぜた新しい読み物がここに誕生。7カ国語で演じる国際派落語家の海外ウラ話も満載。
目次
春(紺屋高尾;雛鍔;長屋の花見 ほか)
夏(鹿政談;笠碁;ぞろぞろ ほか)
秋(目黒のさんま;さんま火事;柳田格之進 ほか)
冬(時そば;首提灯;風の神送り ほか)
著者等紹介
三遊亭竜楽[サンユウテイリュウラク]
群馬県生まれ。中央大学法学部卒業後、五代目三遊亭円楽に入門。1992年10月、真打ちに昇進。「にっかん飛切落語会若手落語家努力賞」などを受賞。毎年敢行するヨーロッパ落語道中は五大陸制覇に向けて拡大中である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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SKH
4
落語歳時記。まえがきに書いてある通り、本書は「落語」を勉強する本ではなく、落語を入り口に噺家や江戸人の人情の世界を触れてもらうことを目的としている。2014/05/12
舟華
2
「落語に関して詳しく書いてある」というよりは、「演目にかかわる豆知識が書かれている」本。落語の世界の洒落や小話など軽く読めるので雑学好きの人には合っているかもしれないな、と。2015/02/06
Hisashi Tokunaga
0
竜楽の高座に接したら、やはりどことなくインテリジェンス感じるもんね。海外での公演に積極チャレンジできるのもそんな人柄と合わせてみるべきだろう。落語の面白さをこんなに手短にまとめてみせる才能に脱帽です。2016/11/11
とくちゃん
0
全体的に落語家ならではの面白みがあるがまぁそれまでな本です。2014/06/27