出版社内容情報
高熱で水風呂を沸騰させたという平清盛の病名とは。蚊に刺されたことが死の原因となった足利尊氏。薬好きがあだとなって寿命を縮めた徳川家康――。現代に生きる医者が、様々な史料や先行研究を元に日本史の重要人物を「診察」し、その詳しい病名と治療法を明らかにした書。聖徳太子から明治維新の功労者まで、偉人たちの運命と日本の歴史を激しく揺さぶってきた「病」の姿を浮き彫りにする。
内容説明
現代医学の視点で見た、知られざる日本史の姿とは?水風呂が沸騰したという平清盛の高熱、いまだ諸説入り乱れる武田信玄の死因、要領よく幕末を切り抜けた徳川将軍の最期、岩倉具視に天皇毒殺犯の汚名を着せた伝染病など、日本史上の有名人の病気を現役医師が解明する。
目次
第1章 飛鳥の地に跋扈した疫病
第2章 平安貴族を悩ませた糖尿病
第3章 病死した鎌倉・室町幕府の将軍たち
第4章 生活習慣病に制覇された戦国武将たち
第5章 徳川家の屋台骨を揺さぶった病いの数々
第6章 幕末・明治を震撼させた伝染病
著者等紹介
篠田達明[シノダタツアキ]
1937年愛知県生まれ。医師、作家。名古屋大学医学部卒。79年に「本石町長崎屋」で第8回小説サンデー毎日・時代小説部門新人賞次席、83年に『にわか産婆・漱石』で第8回歴史文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 英単語1538倍速記憶法
-
- 和書
- 発想・想像・表現