朝日文庫
脱線者

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  • サイズ 文庫判/ページ数 206p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022617385
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0176

出版社内容情報

「つらさは、気持ちの持ち方で切り替えられるんだ」──高校時代の挫折で自殺も考えた末にたどり着いたこの結論が、俳優としての生き方になった。いつもがけっぷちを歩いている。今夏公開『踊る大捜査線 THE FINAL』に爆発する織田裕二の素顔が、本書にある。

内容説明

怪我でテニスを断念、自殺を考えた高校時代。たどり着いた結論は「死ぬくらいなら何でもできる」。バンドから映画・テレビへと広がり、40歳になって半生を振り返る。いかりや長介など先輩への思いや、役を愛して諦めることがない俳優の高熱エッセイ。

目次

第1部 死生(生き方を、間違えた;開き直って、自己改造 ほか)
第2部 自然(人間の原点に、惹かれる自分;自然を検証し、身近なものにする ほか)
第3部 仕事(この仕事に、憧れたことはない;演じる役を、誰よりも愛す ほか)
第4部 大人(欲がなければ、いい役者になれない;大人には、大人の世界がある ほか)
第5部 主義(ミスを認め、そこから逃げないこと;絶対、人に負けないもの ほか)
織田裕二「全仕事」

著者等紹介

織田裕二[オダユウジ]
1967年12月13日神奈川県生まれ。歌手、俳優。主な作品に、映画「踊る大捜査線」「WHITEOUT」「県庁の星」「アマルフィ~女神の報酬~」など、テレビドラマ「東京ラブストーリー」「振り返れば奴がいる」「太陽と海の教室」「外交官黒田康作」などがある。また「世界陸上」メインキャスター、「アフリカ大自然スペシャル」などのドキュメンタリー番組にも出演。音楽活動にも精力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

J.P.たかた

3
役だけじゃなく、本当にまじめで熱いんだなぁとしみじみ。「1度の光のために9度の闇を生きていく」のようなことが書いてあって、ものすごく共感した。2012/10/08

Carella87

3
親本も読みましたが、文庫化(と踊るFINALの公開もあるの)で再読。以前から大好きな一文があって、文庫版ではP109にある「停滞した~」からの二行が物凄く好き。当たり前のことかもしれないけれど、この感覚をこの文章で書かれると説得力がすごい。また、震災から一年がたって、原発事故に触れているあとがきも印象に残ります。あの日、思い出したというアフリカの太陽。読了後、織田さんの名曲『ありがとう』が何処かから聞こえてくるようで、脱線している自分を、だけども受け入れてくれる人達への「ありがとう」の一冊にも思えました。2012/08/04

ruslan

2
真剣な姿ってかっこいい。よりよい作品を作るためには、監督や先輩でも同じ作品を作る同志であれば言うべきことは言う。噛み合っても空回りしても現場を動かす力になる。理性ではなく、心で真剣になれるって難しいことだと思う。2014/05/01

すぎねえ

2
熱い男だなあ。恰好良いなあ。この人がたとえばあと10年してどんな役をやってるんだろう、と楽しみになる一冊。今までどう転んでも(っておかしいけど)主役を張ってきた彼が、主役を喰わない、でも存在感がぱねぇ脇役、みたいな役をしてるところを見たい。ところでカンチよりも司馬先生の方が後だったんですね!これ読んで初めて知りました!2012/09/11

読みmas

1
高校生のときに読んでいたらバイブルになってそうな本だった …と言ってももう5回くらい繰り返し読んでいる2014/01/20

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