内容説明
がんの手術で声を失ったママ。しかし彼女は懸命に“心の声”でひとり娘の子育てに励む。やがてがんが再発。余命宣告を受け、心が大きく揺れ動きながらも命が尽きるまで頑張ったママが、親子の絆を綴った感涙の手記。ＴＢＳの報道番組で特集が組まれ大反響を呼んだ。
目次
第１章 新しい命・失う命
第２章 病気のはじまり
第３章 告知
第４章 闘いのはじまり
第５章 再出発
第６章 再発
第７章 夏
第８章 マイ・バースデー、そして…
第９章 今年は一緒に
第１０章 転移の疑い
第１１章 延命治療
著者等紹介
筒井好美［ツツイヨシミ］
１９７０年東京都生まれ。０６年１２月、３６歳のときにがんを告知される。０８年５月、３７歳の若さで亡くなる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なかちゃん
2
「下咽頭の扁平上皮がん」に侵され、懸命に病気と闘ってきた筒井好美さんの手記。ＴＢＳの『イブニングニュース』で筒井さんが病気と闘う姿が放送され、私もたまたま見ていました。のどにガンができたため、喉を手術によって摘出し声を失ってしまった好美さんですが、旦那さん・お母さん・病院の先生、そして娘さんとともに前向きに命に向き合っていく好美さんの想い、姿に思わず読みながら涙しました。2012/01/02
ゆかり
1
好美さんの強さに引き込まれ、１日で読み終えた。私の娘は、好美さんが亡くなった時の凜ちゃんと同じ３歳。なので、ついつい自分と娘にオーバーラップしてしまい、涙なくしては読めなかった。｢命の大切さを伝えたい｣という好美さんの思い、しっかりと受け止めました。2013/02/02
