内容説明
24歳の夏、私は性犯罪被害にあった。加害者への恐怖と憎しみ、被害者への偏見、変わってしまった人間関係。孤独の中で泣きながら、携帯電話を使って自分の気持ちを打ち込んだ。「私の人生は、続いています」。実名と顔を出し、被害者の心境をありのままに記した勇気のノンフィクション。
目次
このページを開いてくださった「あなた」へ
事件
日常生活(第一反応;第二反応)
二次被害
ゼロ地点
放熱
合流
それから
最後に伝えたいこと
著者等紹介
小林美佳[コバヤシミカ]
1975年東京都生まれ。2000年8月、性犯罪事件に巻き込まれる。08年、『性犯罪被害にあうということ』を出版。名前と顔を出して被害を告白し、注目される。10年、3000人の声をもとに性犯罪被害の実態を綴った『性犯罪被害とたたかうということ』を出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kurara
56
★3.5 性犯罪被害にあうこともてらいが、二次被害はもっと辛いのだろう。その被害は1度ではなく何度も来るのだから。そして男性が理解するのは難しいことなのだと思う。そういった面で女性をサポートできる場が必要な気がする。2023/04/29
たまきら
42
20代の時に性犯罪の被害者になった。犯人は捕まっていないーまず、この本を描いた著者の勇気に敬意を表します。絶望を、怒りを、あなたと共有することでさらに確信したことがあります。それは、被害者は決して責められるべきではないということ。考えさせられたこともあります。もし支援する側に回った時、自分はどういう対応ができるのだろうか…と。痛い、辛い本ですが、手に取ってよかったです。2022/09/06
テツ
41
性犯罪はご本人の心の傷も勿論だが、社会がなんとなくそれ自体を穢れとして扱ってしまいがちな構造にこそ被害者の方を追い詰める真の暴力が潜んでいるんだろう。性欲程度を我慢出来ないカスが全く落ち度のないあなたを標的にその欲望を果たした。ただそれだけのことであって徹頭徹尾疑いようもなく加害者側が悪いだけの出来事なのに何故か被害者は自分を責めてしまう。こうして素顔も本名も晒し被害を告白することの勇気がいつか被害者側には何ら恥じることもなく落ち度もないんだぜという共通認識に繋がれば良いなと願う。2017/09/23
ワダマコト
33
当事者の気持ちは周りの人にはわからない。当事者にしかわからないものだから。その当事者だって、もしかしたら自分がどう感じているのかわからないときもある。そもそも、人の気持ちなんてものはそうそうわかるもんじゃない。だから、違うものを使ってなんとか補いながらやっていくのかな。2014/04/29
南
27
著者のお母さんの雰囲気が、私の母に重なった。世間に公表しないで欲しいという気持ちは、多くの親が抱いているのかも。また、著者が望んだ親の姿は「あーちゃん(ビリギャルのお母さん)」に近い気がした。2018/12/26
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