朝日文庫
禁煙の愉しみ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 231p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022616968
  • NDC分類 498.3
  • Cコード C0195

内容説明

禁煙に必要なのは、強い意志や我慢ではない。ニコチンの裏をかき、禁煙そのものを愉しむことだ―どうしても煙草をやめられなかった著者が編み出した、毎日が心豊かになる禁煙法とは。優柔不断な人、本気で禁煙に悩む人にお薦めの「煙草をやめてみたくなる」エッセイ集。

目次

1 禁煙の発見
2 禁煙の稽古
3 禁煙の現場(禁煙とパスタ料理;禁煙と犬の散歩;禁煙と漢詩 ほか)
4 禁煙の本棚(禁煙の日記―南方熊楠と西田幾多郎;禁煙を遊ぶ―吉野秀雄と作家たち;禁煙の奇書―安田操一とズヴェーヴォ)
5 禁煙の乾杯

著者等紹介

山村修[ヤマムラオサム]
1950年東京都生まれ。慶応義塾大学文学部卒。青山学院大学図書館に司書として勤務。また、1981年から2003年まで23年間、日刊ゲンダイにて「狐」のペンネームで書評を連載した。2006年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

23
馴染みの珈琲屋でオススメされて。とても面白かった。禁煙したことによって得られた趣味、感覚がつらつらと書かれ、はじめは禁煙しなくてもできたのでは?とも思うのだが、いつの間に著者の軽妙な文章に乗せられ、禁煙がとても素敵なものに見えてくる。2016/10/10

抹茶モナカ

5
僕の知っている人名だけでも、小沼丹さんからジョイスまで名前が出て来て、かなりの読書家だった事が伺えるエッセイ。生活を愉しむ姿勢が強かった人のようで、禁煙を事件と捉えて、禁煙により色彩豊かになった日常を描く。禁煙中に読んだのだけれど、禁煙への思いが強くなる感じはなかったものの、禁煙を愉しむ気持ちも必要かな、と思った。多趣味な図書館司書の禁煙経験談。上梓されてから、あまり長生きなされなかったようなのが、残念。2013/12/22

whizz

3
これを読んで即禁煙とはいかないとは思う。禁煙中の人が読んだほうが面白いかも。読み終わってから作者の事を調べたら肺癌で亡くなっていてかなり驚きました。2013/08/15

あーもんど

2
煙草をやめるということは減算ではなく加算であるという言には蒙を啓かれた。禁煙のためには心理的依存への対応が重要だといろんな本に書いてあるが、そのための心持について非常に参考になる。最後の方にたばこを吸っていて良かったことは禁煙を体験できたことだと書いてあるが、この本はきっかけになったので私もたばこをやめた。今のところ楽しめている。少なくともこの本を多大な共感をもって楽しく読めたことは、私がたばこを吸ってきてよかったと思える理由になった。2013/05/20

みく

2
禁煙頑張ってる最中に読んだ。 ちょっと前向きになれた。 タバコとお酒を両方辞めたら時間が余る。。2013/04/15

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