出版社内容情報
釣り師、開高健とはどんな人物だったか? 国内はもちろん世界中の釣り場を一緒に旅した同伴者たち33人に取材し、釣り師・開高健の素顔に迫る異色の評伝。ベトナムでの親友・秋元啓一カメラマンの遺族や、アマゾンやアラスカ、モンゴルへ一緒に旅した高橋舜カメラマン、担当編集者たちや、百戦錬磨の釣り仲間たち。彼らの証言から、本人の作品からは見えてこない、人間味あふれるこの作家の姿が浮かび上がる。
内容説明
開高健はどんな釣師だったのか?アラスカ、アマゾン、モンゴルなど、世界中の釣り場を共に旅した同伴者たち33人に取材。自然観・人生観・ダンディズム・ベトナム戦争・グルメ・文学・女・そして魚。数々の名作の舞台裏と、“人間らしくやった”小説家のもう一つの顔を描く異色の評伝。
目次
1 『私の釣魚大全』(他)編(幻の魚イトウに魅せられて;一九六八年、バイエルンの湖での秘め事 ほか)
2 『フィッシュ・オン』編(ふたつの命日、ふたりの命日;天才釣師・福田蘭童直伝のゴムサック釣法 ほか)
3 『オーパ!』編(「オーパ!」の連続だったアマゾン;小説家と悟空、沙悟浄、猪八戒 ほか)
4 『もっと遠く!』『もっと広く!』編(『フィッシュ・オン・オン』の作戦会議;「アラスカ溺死寸前事件」の真相 ほか)
5 『オーパ、オーパ!!』編(五〇代になった釣師・開高健の引退試合;一閃の嚆失 ほか)
著者等紹介
滝田誠一郎[タキタセイイチロウ]
1955年東京生まれ。青山学院大学卒業。ノンフィクション作家としてヒューマン・ドキュメンタリー作品を執筆する一方、ジャーナリストとして雇用問題、人事問題などをテーマとした取材・執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Tsunekazu Ito
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