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朝日文庫
長靴を履いた開高健

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  • サイズ 文庫判/ページ数 339p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022616661
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報

釣り師、開高健とはどんな人物だったか? 国内はもちろん世界中の釣り場を一緒に旅した同伴者たち33人に取材し、釣り師・開高健の素顔に迫る異色の評伝。ベトナムでの親友・秋元啓一カメラマンの遺族や、アマゾンやアラスカ、モンゴルへ一緒に旅した高橋舜カメラマン、担当編集者たちや、百戦錬磨の釣り仲間たち。彼らの証言から、本人の作品からは見えてこない、人間味あふれるこの作家の姿が浮かび上がる。

内容説明

開高健はどんな釣師だったのか?アラスカ、アマゾン、モンゴルなど、世界中の釣り場を共に旅した同伴者たち33人に取材。自然観・人生観・ダンディズム・ベトナム戦争・グルメ・文学・女・そして魚。数々の名作の舞台裏と、“人間らしくやった”小説家のもう一つの顔を描く異色の評伝。

目次

1 『私の釣魚大全』(他)編(幻の魚イトウに魅せられて;一九六八年、バイエルンの湖での秘め事 ほか)
2 『フィッシュ・オン』編(ふたつの命日、ふたりの命日;天才釣師・福田蘭童直伝のゴムサック釣法 ほか)
3 『オーパ!』編(「オーパ!」の連続だったアマゾン;小説家と悟空、沙悟浄、猪八戒 ほか)
4 『もっと遠く!』『もっと広く!』編(『フィッシュ・オン・オン』の作戦会議;「アラスカ溺死寸前事件」の真相 ほか)
5 『オーパ、オーパ!!』編(五〇代になった釣師・開高健の引退試合;一閃の嚆失 ほか)

著者等紹介

滝田誠一郎[タキタセイイチロウ]
1955年東京生まれ。青山学院大学卒業。ノンフィクション作家としてヒューマン・ドキュメンタリー作品を執筆する一方、ジャーナリストとして雇用問題、人事問題などをテーマとした取材・執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tsunekazu Ito

1
釣りを軸にした、開高健のエピソードの数々。意外だったのは釣りを始めたのが30代半ばを過ぎてからだったということと、実際のところ成績(釣果)はあまり良くなかったということ。著書を読んで釣り上げまくっている印象をもっていたのですが、どうやら「普通の釣り人」だったようで安心したというか親近感がわきました。結果が伴わなくても大物を夢見て釣りに熱中する姿は一人の人間として魅力的ですね。最後に大物を釣り上げた時の一言「円は完全に閉じました。」深く、かっこよすぎる!久しぶりに釣りしようかなあ(笑)2012/05/11

DEE

0
亡くなってから随分と経つのに、いまだに語るべきことがこれほどあるのかと驚かされる。 どこまでも大きな人だったんだろうな。2013/12/07

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