朝日文庫<br> 臨床とことば

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臨床とことば

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022616623
  • NDC分類 104
  • Cコード C0195

内容説明

臨床心理学者と臨床哲学者、偉大なる二人の臨床家によるダイアローグ。「ことば」とは何か。「人間」とは、「人と人との距離」とは。そして「聴くこと」とは。本質的かつ深遠な問題についてやさしく問いかけながら、密接に繋がり合う心理学と哲学のあわいに「臨床の知」を探る。

目次

臨床心理学と臨床哲学(臨床の知;聴くこと ほか)
聴くことの重さ(臨床哲学事始め;ことばを掴んでしまう ほか)
臨床における「距離」(哲学学とハウツー時代からの離脱;ボーダーレス化した大人と子ども ほか)
「語り」と「声」(「語り」について;「声」について)

著者等紹介

河合隼雄[カワイハヤオ]
1928年兵庫県生まれ。臨床心理学者、心理療法家。京都大学理学部卒。京都大学教授、国際日本文化研究センター教授を歴任、2002年文化庁長官に就任。07年7月逝去

鷲田清一[ワシダキヨカズ]
1949年京都府生まれ。哲学者。京都大学文学部卒。関西大学文学部教授、大阪大学大学院文学研究科長・文学部長を経て、国立大学法人大阪大学総長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うりぼう

99
久しぶりの河合先生。やっぱいいです。特に「聴くことの重さ」の対談は圧巻でした。今、かめおかゆみこさんを講師に「聴く」を磨く講座を開催しているが、是非、紹介しよう。ことばを「掴む」のではなく「ふわーと受ける」、そんなことができるのかと思うが、一所懸命聴くと、話し手に反射してしまう。臨床は、事例研究により個別性を掘り下げることから普遍性を見い出す。幸福論は19世紀で終わり、幸福は偶然に返り、掴み達成するものから離れるのが21世紀。個の多様性を認めることは、それに応じた規約・規則が必要。今、模索が始まっている。2010/09/18

佐島楓

25
偶然ということのほうがかえってリアリティがある、関心を自分に持ってもらっているということが感じられたら、ちゃんとわかってくれなくてもいい、など、大事なことばがたくさんあった。でもやはり、おふたりのことばはとても難しい。私も人の話を聞き受容できるようにもう少し心を配りたい。2014/03/21

もちもちかめ

22
ドッグイヤーだらけで、結局全部かい!という気になりました。分かり合えないと諦めた地点から、分かり合えるようですとか!鷲田先生、日本での大学の講義が一番苦手。一方通行過ぎてコミュニケーションとしておかしいから。なーるほど。確かに先生の講義はあまりに詰まらなくてびっくりするもので、4月には教室に入りきらないのに、終わりごろはスカスカでしたよ。一応講義をとっていた者として…申し訳ないです。2018/11/12

紫羊

20
カウンセラーは噺家みたいなもので、噺の筋書や聞かせどころは師匠から教わることはできても、お客の気持ちを掴む話芸は場数を踏みながら身につけていくしかない。しかも名人でも時にスベる。相手の話(沈黙の意味も含めて)を真摯に聴くことを意識したい。2022/10/31

NOBU

19
心理療法家の河合さんと臨床哲学の鷲田さんの対話本。私の仕事は人と接する事なので、大切にするべきは、人の話を「聴く」ことだと思っている。仕事に限らず、プライベートや家庭に於いても全ての人間関係に対しても言える事だと思う。但し、聴くことは難しい。相手の言葉を掴んではいけない、言葉を迎えに行ってはいけない。それが、なかなか出来ない。話の中で触れられている話題が興味深い。河合さんの多重人格の統合(治療)や箱庭療法について。鷲田さんの著書「『弱さ』の力」の中にある、映画「えんとこ」の話。要読書。2011/04/11

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