内容説明
服部良一から、宇多田ヒカルまで―懐かしいあのメロディが、リズムが、思い出とともによみがえる。時代を物語るエピソード満載のユニークな音楽エッセイ。登場アーチスト624名、登場ヒット曲539曲でお送りする、壮大な活字のコンサート。老若男女、それぞれに楽しめます。
目次
戦争が終わって、彼らは歌った―「東京ブギウギ」と服部良一
ジャズが聞こえる“フェンスの向こうのアメリカ”―ひばり、チエミ、いづみ
ロックンロール上陸―ウエスタン・カーニバルとロカビリー旋風
青春が輝いていた―橋幸夫と坂本九
アメリカン・ポップスと無国籍歌謡曲―渡辺プロと「ザ・ヒットパレード」が発信
誰が美空ひばりを演歌の女王にしたのか―演歌を仕掛けた男たち
ビートルズがやってきた!―GSブーム到来
GSの残したもの―ザ・タイガースとフォーク・クルセダーズ
フォークソングとカウンターカルチャー―岡林信康から吉田拓郎へ
シンガー・ソングライター革命―「結婚しようよ」と「傘がない」の衝撃〔ほか〕
著者等紹介
田家秀樹[タケヒデキ]
1946年生まれ。東京都出身。中央大学法学部卒業。1969年、タウン誌のはしりとなった「新宿PLAYMAP」創刊編集者。以後、放送作家、雑誌編集長等を経て、音楽評論家、ノンフィクション作家、音楽番組パーソナリティとして幅広く活躍中
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感想・レビュー
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Tatsuya Hirose
2
【J-POPで読む日本】 「社会の呼吸」のように時代を反映する音楽。歌謡曲、フォーク、ロック、ニューミュージックなどの呼び名に触れて育った僕にとって読み応えがあった。吉田拓郎、浜田省吾、佐野元春、オフコース、甲斐バンド、サザン、ユーミンなどの名前にワクワクした。コピーライター、ラジオのディレクターという経歴を経てデビューし、「どうしてデビューしたのですか?」という質問に「胸が張り裂けそうだったから」と答えたという佐野元春がカッコよすぎる。2004年までなので宇多田ヒカルの登場・・で終わっているのが残念。2018/12/30
unterwelt
1
1946年生まれの著者による日本のポピュラー音楽史、ただ自分が体験したことや取材したことがメインとなっているため、音楽史と自分史の重ね合わせという方が近いかもしれない。ラジオの深夜放送に大手芸能プロ所属の芸能人が参入するところやバンドブームの粗製乱造などは、形は違えど今と大して変わらないのではないかと思えてくる。2020/10/22
seichan
1
ポップス系の読本は著者の個人史を絡めてくるものが多い。個人的な思い入れはわかるが、読者のほとんどは特に書き手に興味はないと思う。それに目をつぶって読めばそれなりにおもしろい。2011/07/12
よっしー
0
結構読み応えあった。2014/05/10
いちはじめ
0
戦後日本大衆音楽史。ちょっとこの人の書くものは肌に合わない感じ2004/11/22




