内容説明
地下鉄サリン事件でサリン散布を実行した豊田亨、広瀬健一、林泰男被告に死刑、彼らを現場に運んだ「運転手役」3人に無期懲役の判決が言い渡された。「真摯な反省の念と被害者への謝罪の気持ちに偽りがない」とまで裁判長に言われながら下された「死」の意味を鋭く問いかける。
目次
「教祖」の専属運転手―外崎清隆被告
親子のあり方―豊田亨、杉本繁郎被告
能力宗教・オウム―広瀬健一被告
現場で死ねばよかった―広瀬健一被告
もっと怒れ―外崎清隆被告
友人たちの言葉―豊田亨被告
地下鉄サリン事件「運転手役」の最終弁論―北村浩一被告
団体規制法
二人目の「運転手役」への求刑―外崎清隆被告
「教祖」の初めての証言―松本智津夫被告〔ほか〕
著者等紹介
降幡賢一[フリハタケンイチ]
1945年生まれ。69年朝日新聞社入社。東京本社社会部員などを経て、現在編集委員
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