内容説明
『三四郎』(夏目漱石)の舞台となった家はどんな家だったのか。そして『青年』(森鴎外)の主人公が見つけた家は―建築好きの読書家と読書好きの建築家が、日本の名作・傑作を題材に空想の間取り図を読みとり描きおこして、読者を文学の舞台へといざなう、読んでも見ても楽しい名作文学ガイド。
目次
近代文学を生み出した「家」(出逢いと葛藤の家々―夏目漱石「三四郎」 広田先生の家;隅田川の叙情を残す家―永井荷風「すみだ川」 今戸・お豊の家 ほか)
女たちの「家」(女絵巻をつづる家―谷崎潤一郎「細雪」 蒔岡家・芦屋の分家;華やぎの裏側が見える家―幸田文「流れる」 芸者置屋「蔦の家」 ほか)
さまざまな家族を包む「家」(創造と模倣を誇る病舎―北杜夫「楡家の人びと」 青山・楡病院;愛情と友情の同居する家―向田邦子「あ・うん」 水田仙吉の家 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
井戸端アンジェリか
8
小さい頃社宅に住んでいたので、チラシの庭付き一戸建ての間取り図を見て色々と空想するのが好きな子供でした。ある時など、薬局の前にある自販機 ゛楽しい家族計画 ゛は家の設計図か何かが入っていて、お金を入れれば家が建つんだと思い買って!と喚き、母と社宅の世話焼きオババが変な雰囲気だった事を想い出しました。今なら知ってますけれども。 この本は空想を満たしてくれました。大好きな「細雪」「楡家の人びと」の間取り図が嬉しかった。青山脳病院はちょっとイメージと違うかな。あくまでも小説の内容からの描写なのでひとそれぞれね2014/05/06




