内容説明
縄文の人々、紫式部、徳川家康たちは、何を食べていたのだろうか―「物を食べる、という日常的な行為こそ、生活の基本であり、文化の出発点である」と考える学者が、食べることを中心にすえてくりひろげる日本史ものがたり。豊富な知識と大胆な推理に支えられた発想は自由にはばたく。
目次
第1章 文化は食生活から生まれた(人間の雑食性が文化を生んだ;日本人も人肉を食べていた? ほか)
第2章 あをによし奈良の都は…(食べる意識の変化;土用の丑の日にうなぎを食べた ほか)
第3章 気候が動かした日本史(なぜ文学に食べ物が登場しないか;食欲不在の平安朝文学 ほか)
第4章 なぜ江戸幕府は倒れたか(戦国武将は食いしん坊;天婦羅は西洋料理だった ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Shoji
25
人類の過去の営みを考証し、先人の生活を復元するのが歴史学の役割だと思っています。この本は、食に焦点を当てて先人の生活を復元しています。なかなか面白い発想だ。述べられていることも面白く、肩肘張らずに読むことが出来ました。2024/06/06
さくちゃん
6
日本史における歴史の転換点とされる出来事の裏には食の問題が深く関わっていたとする著者の推理は正しいかどうかは別として読み物としてとても興味深かったです。仏教思想が広まるにつれて食欲=卑しいものと考えるようになり、結果平安貴族たちの食卓は大変貧弱なもので(乾物ばかり…など)不健康であったというのも新しい発見で面白かったです。2015/02/07
がんぞ
3
恋文は詳しく描写する『源氏物語』に食べ物の記述はほとんど無い。食事軽視伝統。平安時代貴族は米飯を玄米1日5合を箸で掴めないボソボソを匙で。内裏は調理場から500メートル以上離れていたから冷めて不味かったはず。獣肉は食べず(牛乳は飲んでいたらしい)、魚は干物で、楽しみは果物ぐらい。対して武家は源頼朝は流刑地でも狩りを楽しんだぐらいだから獣肉を喰って栄養をつけた筈。栄養が知恵となり(噛むことも脳の発達を促す)『武家の世』が到来する。江戸時代の寿司は屋台で出すもので、風呂帰りの客が手がきれいだから摘まんで食べた2016/12/03
僕素朴
3
面白い!すごすぎて文庫1冊読むのにやたら時間がかかった(飢饉の話はきつかった)。水田は何代も苦労して育て、子孫に伝えていくもの、それが土地への愛着になり、産土神信仰に。田植えは神事で女性がするもの。五節句は女性・稲作に深い関わりがある。椎茸は天日で干すと赤外線で旨味が増す。電気乾燥の市販の干し椎茸も使う前に日に当てるとよい。発酵食品万歳。2009/05/16
ユウユウ
2
食べて飲んで今がある2023/01/26
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