朝日文庫<br> グリコ・森永事件

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朝日文庫
グリコ・森永事件

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  • サイズ 文庫判/ページ数 425p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022610331
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0136

内容説明

1984年3月18日、グリコ社長が3人組に誘拐されたことから始まった、食品会社連続恐喝事件。「かい人21面相」を自称する犯人は、脅迫状、挑戦状など144通を残し闇に消えた。延べ126万人の捜査員を振りまわし続け、「劇場犯罪」「情報犯罪」として騒がれた事件の展開を追い、取材の舞台裏を描く。

目次

1 江崎グリコ社長の誘拐から脱出
2 犯行のエスカレート
3 三億円奪取未遂事件と裏取引
4 休戦宣言と丸大食品脅迫事件
5 森永製菓脅迫事件
6 青酸菓子パニック
7 テープの声とビデオの男
8 報道協定下のハウス食品工業脅迫事件
9 不二家脅迫事件、そして越年…
10 社長誘拐ついに時効
脅迫状・警告状・挑戦状一覧
グリコ・森永事件の経過

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とくけんちょ

37
罪の声を読んで、原点を読んでみました。あー、もう迫力が違う。読み進めていくうち、正直な話、犯人側の強烈な魅力に引くつけられてしまう。映画や小説じゃなく、こんなことが本当にあったなんて、ここまでセンスが光る脅迫文ってありですか。当時の関係者や警察の歯がゆさは想像もできないほど。後世に語り継がれる意味がわかる!2018/12/31

Terry Knoll

4
グリコ・森永事件(1984)の流れが、よくわかる本。 警察担当の記者の取材ノート等をまとめて、警察官や記者の足跡がみえてくる。 グリコ社長誘拐が事件の発端。どうやって社長がいま家にいるのか?家族構成を知っていたのか? いろいろ謎が残ります。 2021/08/22

3
誘拐やアベック襲撃、放火等の直接的な暴力に訴えたグリコへの攻撃と、脅迫で煽るだけ煽って目的である筈の現金受け渡しには異様な慎重さを見せる他社への攻撃。本当に同じグループの手口なのかと思ってしまう。金よりも混乱そのものが目的ではないかという説が出てくるのも頷ける。解決の糸口も掴めないような事件かと思っていたけど、かなり惜しいところまで行っていたというのは意外。当事者として関わっていた朝日新聞が事件発生当時に発刊しているということもあり、リアルタイムならではの臨場感が伝わってくる。2020/09/29

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