内容説明
沙漠と草原と山岳の彼方に霞んでいた19世紀中央アジア。そこに割拠するトルコ系種族は、周辺国民を掠奪、奴隷に売る凶暴さで恐れられた。しかし英・露の勢力争いに巻き込まれ、結局は、次々とロシア軍に滅ぼされていく。その悲劇を見た多くの探検家たちのスリルに満ちた探検ぶりと生涯を描く。
目次
プロローグ 19世紀の西トルキスタン
1 19世紀の夜間け―ムーアクロフトとバーンズの死
2 ロシアの陰謀―ヴィトケヴィチのカーブル使節
3 ヒワ遠征の失敗―雪将軍に敗れたペロフスキー
4 カラ・クム沙漠を越えて―ヒワに潜入したアボットとシェークスピア
5 ブハラ―暴君の都―ウルフ博士の囚人救出行
6 アム・ダリアのかなた―ヴァンベリーの放浪
7 カスピ海の探検―ロシアの航海者たち
8 アフガン・ルートの開拓―マーシのアフガン南部の旅
9 ヒワ汗国の陥落―ロシア軍に従軍したマックガーハン
10 コーカンド汗国の運命―スカイラーのフェルガーナ旅行
11 英露の秘密外交―ネーピアの秘密使節
12 キジル・クム沙漠の縦断―バーナビーの無謀な賭け
13 英露の秘密代理人―バトラーとパシノ
14 眠れる美女フェルガーナ―西徳二郎のコーカンド、アライ山地紀行
15 沙漠の蜃気楼―メルブの神秘を剥いだオドノヴァン
16 西トルキスタンの平定―ゲオ・テペ城砦を下したスコベレフ
エピローグ ロマンチックな旅行時代の終わり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅん
3
インドを植民地化した英国と、中央アジアの覇権を握りたいロシアが、激しく対立した、いわゆる「グレイト・ゲーム」の歴史と、その要となった探検家達の話。あまりなじみのない世界だったので、非常に面白かった。2020/11/10
hal
0
古本で偶然目にとまったから読んでみた。最初に著者が書いていた通り、歴史のような、探検?の記録のような、不思議な感じの本だった。近世の中央アジアがひどい混乱状態で、詳細な歴史年表を作る事が難しい事や、ロシアの進出が物量作戦や鉄道を中心とした機械化の賜物の面があることが意外だった。2018/01/07
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