内容説明
日本のイルカ漁はなぜ批判されるのか。欧米人のイルカへの親密感はどこからくるのか―。野生のイルカ・ジャックとオポ、そして人間たちとの心温まる交流の記録を集めた著者が、オデッセウスの息子を救ったイルカの神話や伝説、日本のイルカ漁の歴史などにふれ、イルカと人間の共生を考える。
目次
１ ピロウラス・ジャック
２ 遠い昔のはるかな記録
３ オポ
４ イルカを理解するために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぼりけんたろう
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著者独自の解釈も多いとはいえ、各地の伝承、伝説からギリシャ•ローマ時代の記録や神話をもとに、ヨーロッパ人にみられるイルカへの愛着のルーツの、その一端を明らかにする作品。著者はイルカ漁•捕鯨反対の立場だが、ヨーロッパ人にとってのイルカは日本人にとってのお稲荷さん（キツネ）のようなもの、というくだりは確かに、と思った。要するにイルカは、（少なくとも一部の人々にとっては）ある種の神獣だということ。2015/01/29
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- 和書
- またまたうそだあ！
